コラボレーションのコツ

昨日はチーム経営のパートナー会議を開きました。

私たちは合同会社で出資額にかかわらずパートナーに同等の権限があります。 私たちは、チーム経営を提唱していますが、チームの中でズレや認識の違い、違和感を持たないということではありません。 むしろ指示・命令がない世界だからこそ、互いの動きが見え…

今月末から土曜日3回にわたって産業創造館で「リーダーに必要な会議ファシリテーションの実際」という連続講座をします。

http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=10040 これは産業創造館さん主催なので、昨日は担当の方と何を大事に進めるかを打ち合わせてきました。面倒くさいことですがこうしたパートナーシップを促進していくには、こうした「想いをあわせる」…

明日はチーム経営のビジョン・ミッションの勉強会です。

チーム経営の促進にとってもビジョンはとても大事だと思います。皆に共有される目的(何のための)、価値観(どのように)、将来イメージ(何を)があると、メンバーと組織の目標のすり合わせも容易になりますし、リーダーに対してもビジョンに向かうにはこ…

昨日は、LLPチーム経営研究所のチーム経営研究会が行われました。今回のお題は「伝えたいことを伝わるように伝えるスキル」です。

たとえばこんな時あなたはどう伝えますか? 「前回会議で決めたあの件はどうなったのかな?全然報告がない。担当の彼は、仕方ないな。」ケース1 ・(怒って)「君、ちゃんと報告・連絡・相談しなさい!!社会人の基本だろう。」 ケース2 ・怒るとやめるか…

昨日は、取引先の治部電機さんで、月一度全社員で行っている勉強会の年間のねらいとスケジュールを考えるプロジェクトのファシリテーターをしてきました。

経営会議メンバーの若手を中心に4名のプロジェクトでしたが、それぞれの熱い思いが語られ、だんだんと「枠組み」が共有される感覚があるとても充実した会議になりました。もちろん別々の一人づつ考えているのですが、だんだんと私を入れて5人の頭の中が共有…

昨日は、大手旅行会社さんとの宿泊での会議ファシリテーション研修プログラムのコラボレーション案件の打ち合わせに行ってきました。

もう何回かの打ち合わせを終わっているのですが、先方さんも、こちらも何人かづつ出席する「共有と創造の会議」そして私と先方のリーダーだけで行う「収束と大きな共有、進め方・課題だしの会議」を繰り返して進めています。 こうした中で思うのは、まず異質…

今日は、取引先の学校でのアドバイザリーミーティングのファシリテーションをしてきました。

この学校はキリスト教主義の学校で、多様な不登校児を受け入れている学校です。こうした「ソーシャルインクルージョン」が可能となったのはなぜかという話になり、「スタッフ一人ひとりが、生徒と共にあり、いろいろなことをともに苦しんできた。それが今の…

いま土曜日からはじまる、ファシリテーター養成講座の最終調整を行っています。

日曜日は講師4人が集まり、コンテンツ開発チームを行いました。ここでは土曜日からの講座について、参加者のプロフィールを見ながらねらい作りを行いました。 スタッフで大事にしたいことを出し合った結果、今回のねらいは自由に感じたことを伝え合い、自ら…

昨日はお休みでしたが、運営メンバーとして関わっている大阪ボランティ協会の「遊学亭」に行ってきました。

http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html 昨日は、京都府職員の古野さんと言う方をお招きし「師匠」についてお話しを頂きました。彼は本業の傍ら、音楽デビューしたり、経営コンサルティングを行ったり多彩な方ですが、とてもおもしろかったのは、ビリ…

必要があって、いま「オフサイトミーティング」についてまとめています。とてもチーム経営的考え方なのですが、チーム経営の得意とする「いま、ここで」の風土をふりかえる手法を取り入れると、もっとよくなるのでは?と感じています。

[rakuten:book:10680229:detail] 1、目的 ・組織風土改革=「牽制し合う人間関係」を「信頼し合い、相談しあえる人間関係」に変えていくこと ・組織が老化=「言っても無駄」「…しない方がいい」など自主規制がかかる 例 自分だけが言っても、正直者がバカ…

7月25日に、取引先で、経営会議の準備のファシリテーション、勉強会の参加、社長さんとの意見の交換を行ってきました。

この会社では、勉強会で経営数値を社員とわかちあう方針を持っておられます。実際、昨年度の試算表を基に、社員に会社の現状をご説明になりました。これはなかなか難しいことですが、チーム経営が真に進んだ時、こうした情報開示の姿勢はとても重要になると…

昨日から予定していた北海道でのグループ研修が急にキャンセルになり、ゆっくりとチーム経営について思いを巡らす時間を得ています。

(これだけ暑いと、北海道が恋しいし、悔しくもあるのですが) その中で、チーム経営研究所のプログラムの内、実践コミュニティ(他社の事例を聴き、自社のあり方に思いを巡らせる)の学びは組織・グループを変えていこうとされるリーダー、ファシリテーター…

人を本当に大切にしながら、智恵とチカラをあわせていくチーム経営では、そのための<場づくり>が大事です。しかし、いきなりこうした場ができるわけではありません。今日は、チーム経営の発展段階とそのために必要な場について考えて見ます。

(1)第一段階 自由で安全な守られた場メンバーの智恵とチカラをあわせるためには、共有された目標に向け、メンバーが自分で考え、行動し、アイディアを出すことができなければなりません。 しかしこのためには、ある程度自律的な行動や発言によって、メン…

ファシリテーションやコラボレーションと言う言葉はよく聞きますが、一体それがうまく行って何になるのでしょうか?

私たちチーム経営研究所ではプロジェクトに関わる際、下記のような項目を評価指標として用いています。今日も一つのプロジェクトが終わったのですが、始まる前を3として5段階評価をしてもらいました。これである程度客観的に、かなり成果があがっていること…

現実の問題として、組織にはたくさんの課題があります。

従って、組織・グループの目標と優先的課題を明確化し、適切に意思決定し、グループやメンバーに仕事を担わせ、その解決のための手順などを示して効率的な成果を上げていく必要があります。これは<課題志向>の機能といってもよいでしょう。しかし、このよ…

縦割りの分業と命令を中心とするコントロールモデルにおける対人関係においては、<信頼関係>や<建設的な規範(対人関係のルール)>はあまり必要ありません。

意思決定や重要な情報処理を上司が行う形なので、部下に仕事を割り振り、命令してそれを行わせ、統制するだけでいいからです。これはリーダーが関係性をコントロールするやり方であり、基本的に人間の間の信頼関係がなくても、仕事を回していける安全な方法…

中堀先生から、Tグループの受講者集めのための手紙をもらったのですが、そこには本当に心を打つ、そして私たちが戒めなければならない文言がありました。少し引用して皆さまともわかちあっておきますね。

「私たちは普段、家庭でも、職場でも、その他のところでも、様々な人と共に過ごしています。ところが、最も基本的な事を忘れていることがあります。一体それは何でしょう。 日々の生活の中でわたし達は、様々の問題に出会い、それを解決しようと努力をしてい…

今日はある取引先と6月にある講演の打ち合わせをしていました。いろいろ学ぶことが多かったのですが、おもしろかったのは最後に話が終わって雑談をしていた時の話です。

みんなの智恵とチカラをあわせるには、「場」づくりが大切だよね、と話していたのですが、最終的に社長などのリーダーの目線、表情、もろもろが、場をよくしたり、壊したりする機能を果たすよね、最後は人間の存在そのものが問われるんだね、ということにな…

今日は取引先の、週末にある経営会議の準備会議のファシリテーションをしてきました。ここでは、これまでに経営会議の案件を整理し、経営会議を身軽にするプロジェクトをこれまで行ってきました。そしていよいよ、空いた時間を使って、重要な案件を一つひとつつぶしていく創造的で前向きの段階に入ったわけです。

今日は、重要な経営課題の中で、取引見込み先から要求されていた改善事項を、プロジェクトチームで潰していくことが優先事項として決定されました。こうしたプロジェクトが現場の人を巻き込みながらきちんと進んでいけば、この会社は大きく変わると感じます…

コラボレーションの促進のためには、ファシリテーション能力も必要ですが、同時に「プロデュース」能力も必要になると感じています。

どのような会議や会合を、どのタイミングで催すのか。何か新しいものが起きそうな人たちをどのように引き合わせるのか。 こうした場面を設定し、ある種の融合を引き起こすのは、プロデュースの能力だと感じています。これからの企業経営には、連携や資源の新…

 昨日は、チーム経営研究所のパートナー会議がありました。

私たちの研究所は、「人・組織・社会が豊かに活かされる協働を、経営において促進します。そのために”体験学習のプロセス”を軸として、個人と組織が、主体的かつ創造的に変革していくプロセスを促進します。」というミッションを持ち、 これからチーム経営が…

 今日は、今度研修を行う会社の、会議をオブザーブしてきました。この中でも思ったし、私自身よくやるのが、言い出したことを最後まで言わなかったり(本当に言いたいことを言わなかったり)、相手に伝えるのでなく、場に投げるように発言するケースです。

これはもちろん相手には正確に伝わらないし、それだけに相手と信頼関係を結ぶことは難しくなります。しかし、やはり遠慮があるのでしょうか、私たちの会議や対人関係では頻繁に見られる光景だと思います。 こうした時には次の作業をしてから発言すると、よい…

 意外と思われるかもしれませんが、意思決定方法とコラボレーションには極めて密接な関わりがあります。

今日は夜に、ボランティアで関わっている大阪ボランティア協会のNPO支援センターの運営委員会に出てきました。この団体は、ボランティアの参画をとても大事にしていて、組織の案件をボランティアとともに決め、運営しているのです。 しかし、実際には有給…

 今日は一日、明日のクライアント先でのファシリテーションの準備をしていました。明日の仕事は経営会議におけるアジェンダを整理し、経営会議がより重要な案件に時間をかけて討議ができるようにするものです。

こうしたアジェンダ整理は、コラボレーションとは無関係に思われていますが、会議のアジェンダが多すぎると、実質的な討議ができず、参加メンバーの力を集めることが難しくなります。また、アジェンダと関係ないメンバーが多くなり、会議への参加度が下がっ…