2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

チーム経営を進めると、会議などの《場》は徐々に活性化してきます。たくさんのメンバーが自分の意見を言い出し、時にはリーダーが思う方向と違う方向に結論が流れそうになることもあるでしょう。

こうした時、リーダーの心には、いろいろな不安や懸念がわいてくることになります。「本当にこの状況をコントロール仕切れるだろうか?」、「自分の仕事がなくなるのではないか?」 こうした懸念を抑圧すると、いつかそれは爆発するかもしれません。こうした…

現実の問題として、組織にはたくさんの課題があります。

従って、組織・グループの目標と優先的課題を明確化し、適切に意思決定し、グループやメンバーに仕事を担わせ、その解決のための手順などを示して効率的な成果を上げていく必要があります。これは<課題志向>の機能といってもよいでしょう。しかし、このよ…

縦割りの分業と命令を中心とするコントロールモデルにおける対人関係においては、<信頼関係>や<建設的な規範(対人関係のルール)>はあまり必要ありません。

意思決定や重要な情報処理を上司が行う形なので、部下に仕事を割り振り、命令してそれを行わせ、統制するだけでいいからです。これはリーダーが関係性をコントロールするやり方であり、基本的に人間の間の信頼関係がなくても、仕事を回していける安全な方法…

中堀先生から、Tグループの受講者集めのための手紙をもらったのですが、そこには本当に心を打つ、そして私たちが戒めなければならない文言がありました。少し引用して皆さまともわかちあっておきますね。

「私たちは普段、家庭でも、職場でも、その他のところでも、様々な人と共に過ごしています。ところが、最も基本的な事を忘れていることがあります。一体それは何でしょう。 日々の生活の中でわたし達は、様々の問題に出会い、それを解決しようと努力をしてい…

今日はある取引先と6月にある講演の打ち合わせをしていました。いろいろ学ぶことが多かったのですが、おもしろかったのは最後に話が終わって雑談をしていた時の話です。

みんなの智恵とチカラをあわせるには、「場」づくりが大切だよね、と話していたのですが、最終的に社長などのリーダーの目線、表情、もろもろが、場をよくしたり、壊したりする機能を果たすよね、最後は人間の存在そのものが問われるんだね、ということにな…

 昨日は家庭内で、大きな葛藤が起きました。中2になる息子と妻が、息子の勉強の計画を一緒に立てていたのですが、やり取りの中で息子が妻に「ババア」とののしったのです。

これは全く許されない出来事ですが、こうした妻と息子のやり取りは、初めてではないようで、いつも何かけんかが起き、最終的に2人とも、いやな思いが残る結末を向けるパターンがあるようなのです。 ちょうどTA(交流分析)を学んだばかりだったので、TA…

昨日まで3日間、山梨県のKEEP協会(清泉寮)で、中堀仁四郎先生を囲んでTAのアドバンスを学んできました。中堀先生は、リンクにもつけているHILの主宰者で、私のファシリテーションの先生でもあります。

とてもゆっくりした進行で、まず自分のこれまでの人生の重要な出来事や人との関わりをふりかえり、それが今の自分にどのような影響を与えているのかを考えました。とても多くの人に支えられ、生かされている自分を実感しました。個人的には父との間の関係の…

先週の土曜日に、相互学習型会議の体験説明会をしたのですが、そこで感じるのは「ファシリテーター」のスキルに対する過大な期待です。

たくさんのファシリテーション関係の本がでているせいか、ファシリテーションという言葉やスキルは広く認知されるようになりました。しかし、ファシリテーターひとりがいくら頑張っても、コラボレーションが実現するわけではありません。 そしてコラボレーシ…

昨日は、チーム作りのためのポイントをまとめていました。

使えるコンテンツだと思いますので、アップしておきますね。<協働豆知識>チーム成功の条件 1、チームを設立・承認する際のチェック・ポイント (1)チームのミッションは、組織全体のミッション、戦略と整合しますか? (2)チームのビジョン、目標が明…

今日は午前中、チーム経営のためのチェンジ・リーダーの対人関係講座の構想を練っていました。チーム経営実現のためには、リーダーに場づくりができる対人関係スキルが必要です。

今後、具体的な講座の内容を練って行きたいと思います。以下ご参考までに概要を書いておきますね。これから事務所です。1、目的 智恵とチカラをあわせる「場づくり」のための対人関係(コミュニケーション)スキルの促進〜信頼の基盤を築くコミュニケーショ…

今日は取引先の、週末にある経営会議の準備会議のファシリテーションをしてきました。ここでは、これまでに経営会議の案件を整理し、経営会議を身軽にするプロジェクトをこれまで行ってきました。そしていよいよ、空いた時間を使って、重要な案件を一つひとつつぶしていく創造的で前向きの段階に入ったわけです。

今日は、重要な経営課題の中で、取引見込み先から要求されていた改善事項を、プロジェクトチームで潰していくことが優先事項として決定されました。こうしたプロジェクトが現場の人を巻き込みながらきちんと進んでいけば、この会社は大きく変わると感じます…

この間、産業創造館でデザインについての相談会のイベントがあり、プロに相談できると言うので、行ってきました。そしてチーム経営研究所のパンフレットを見てもらって相談してきたのですが、結果は「書きすぎ」。

とにかく表紙にはヘッドコピーだけを書きなさいと言われ、「本質をワンワードで、誰が見てもすぐわかる形で」とアドバイスされました。「ヘッドコピーは血の苦しみ」といわれるらしく、これはとてもしんどい作業です。 ここ2〜3週間苦しんできたのですが、よ…

 一昨日、昨日と連続して、社内で智恵と力を集める会議を作る研修を行ってきました。

製造や営業、設計部門など、それぞれ異なるカラーを持つ部門ごとに、ファシリテーター、書記のロールプレイを行いました。 おもしろいなと感じたのは、どの部門にも、こうした才能を持つ人がいることです。日頃こうした能力は発揮されていないわけですが、こ…

今日は取引先で、課の中で実際の課題の会議を行い、ファシリテーターと書記のロールプレイを行いました。

3時間と言う短い間でしたが、とても勘のよいメンバーがいたり、ボケと突っ込みの絶妙の取り合わせがあったりして、とても楽しく実習ができました。 特に、この練習の結果がそのまま今後に生かせるということもあり、とても実践的な練習となりました。

コラボレーションの促進のためには、ファシリテーション能力も必要ですが、同時に「プロデュース」能力も必要になると感じています。

どのような会議や会合を、どのタイミングで催すのか。何か新しいものが起きそうな人たちをどのように引き合わせるのか。 こうした場面を設定し、ある種の融合を引き起こすのは、プロデュースの能力だと感じています。これからの企業経営には、連携や資源の新…

今日は、チーム経営研究会を行いました。

3月の研究会では、「仕事の中の自分再発見!〜仕事のでの人との関わり方のクセを知る〜」について考えました。14名の人が集まり、2グループに分かれて自己発見の体験学習を行いました。 「ビジネスEQ」でも、管理者の追跡調査の結果、この「自分をどれだけ…