2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

いよいよ週末から沖縄のクララ修道院で、HILのラボラトリーが始まります。

私たちは先遣隊で、今朝出発します。私たちがかかわりの中で、豊かな恵みと平和を与えられるように祈っています。

いまある企業さんのリーダー研修として、稲盛和夫さんの「働き方」の輪読会をしています。

働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」作者: 稲盛和夫出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2009/04/02メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 44回この商品を含むブログ (48件) を見る 非常に実行することが難しいことがたくさんありますが、その根本に中村…

いま、ウィリアム・ジェームスの「宗教的経験の諸相」を読んでいます。

宗教的経験の諸相 上 (岩波文庫 青 640-2)作者: W.ジェイムズ,桝田啓三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/10/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (21件) を見る 私はこの本を読んで自分の考え方や信じているものが、自分…

このシリーズの最終回です。

もうデューイの時代から、今ラボラトリーが大事にしたいと思うことが構想されていたのだと感じます。5、デューイの教育 こうした哲学の上にデューイは<何のために><どのように>教育実践を実現するかを構想する。それは「内なる光」の道のりを妨げるもの…

続きです。デューイの人間観、人間関係観、社会観、世界観もラボラトリーの源流になっています。

4、デューイの人間観、人間関係観、社会観、世界観 ラボラトリーに関わるスタッフは、その人間観、人間関係観、社会観、世界観が重要と言われる。これをどうとらえるかによって、教育や人との関わりをどうとらえるかが決定づけられるからである。 さてデュ…

続きです。

3、デューイの時代認識と教育に対する問題意識デューイは自らが生きた時代のありかた、特に人間の在り方と社会の在り方を、「内なる光」を見失ったものとして痛烈に批判する。それが「失われた個人」であり、民主主義の頽廃である。こうしたデューイの問題…

前回の続きです。ラボラトリーの教育哲学を齋藤直子さんの著作から考えています。

2、エマソンの「内なる光」とデューイの思想 齋藤直子はデューイの詳細なレビューにより、体験学習のスタートをなすデューイの「衝動」概念が、エマソンの「内なる光」と密接な関係があることを論証した。またこの「内なる光」はラボラトリーでよく用いられ…

前からの懸案だったラボラトリーの教育哲学の一つの源流について考えています。

デューイはそのプラグマティズムによってラボラトリーの考え方に影響を与えたことが知られています。例えばラボラトリーのベースにある体験学習のサイクルもまたデューイの考え方からの影響を強く受けています。逆に言えば、ラボラトリーのベースにある体験…

土、日と南山大学の人間関係研究センターのコミュニケーション講座を受けにいっていました。

いろいろ面白かったのですが、特に話をきいてそれを聞き手が確認し、話し手がOKして、次は確認した人が話し手になるというオーソドックスな聞く実習が大変楽しかったです。 特に若い中学校の先生とペアになり、彼の学校が取り組む協同学習の話をきいた時、話…

今ラボラトリーに関する考え方を整理しています。

今日はデューイの習慣(習性)と衝動についてです。齋藤直子さんは次のように書いています。 「習性はデューイにとって人間性と成長の基盤を理解する根本的道具とされる。それは単なる環境への順応ではなく、環境の能動的制御としての慣れとされる。彼は習性…

いよいよ今年も沖縄でのラボラトリーが今月末に迫っています。

毎年11月の末から12月初旬にヒューマン・インターラクション・ラボラトリー、通称Tグループが沖縄のクララ修道院で開かれます。https://sites.google.com/site/hilwebsite2011/home 私の師匠の中堀仁四郎先生が主催しているもので、私もスタッフとして参…