2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 今日は、午前中早起きして、昨年末にあったHIL(ヒューマンインターラクションラボラトリー)研究会(http://www.bea.hi-ho.ne.jp/take3/GWT_F05dantai3.htm)のTグループトレーニングのグループセッションの逐語録を起こしていました。

自分がトレーナー(ファシリテーター)をしているグループセッションの録音を聴くのはつらいものですね!特にうまく介入できなかったところを選んで、文字にするので、自分の悪いところがものに見えてしまいます。 こうしてテープを聴いていて、感じたのは「…

 議論の中で意見が対立したとき、どのようにファシリテーションを行うかは、大事なスキルです。

私が経験したところでは、まずその「場」にいるメンバーによって、その意見の違いの捉え方が違うことを知る必要があります。それを深刻な「対立(コンフリクト)として捉え、「わ、まずい。何か折衷案がないかしら?」と思うメンバーもいますし、対立を恐れ…

 今度のチーム経営研究会では、面接、相談など仕事における対人関係をテーマにロールプレイをしようと思っています。そこで重要なのは自己開示です。

対人関係では、 ・相手はどんな人なのか ・何を考えているのか ・何を狙っているのかの探りあいが存在します。 従って安心できる、本音を言ってもよいと思ってもらう必要があります。 そこで対策として、こちらから自己開示する必要があるのです。具体的には…

 今日は、お休み〜だけど・・・

大阪ボランティア協会と共催している「市民活動サロン 遊学亭」のイベントに行ってきました。こうしたNPO団体に関わっているのは、社会貢献に意味もありますが、ボランティアとの協働を大事にするNPOは21世紀の組織運営のモデルになりうると思っている…

体験から感じるのは、コラボレーション(協働)の実現には、強い意思が必要であるということです。

考え方や立場、意見が異なる人びとが共に働く場合、協働が常にうまく行くとは限りません。むしろあつれきや葛藤、不満などが生じるのが普通だと考えられます。こうした時、権限を持つ人が、自分の持つ考え方、意見が正しいと思っている限り、相手をコントロ…

 今日は、丸一日、熊本県健康福祉政策課の協働ファシリテーター養成の3日目の研修を行いました。まず、11月に行った協働の「場作り」「場の促進」の内容を受けて、2ヶ月たったいま、実際に現場でどうすごしているかを分かち合いました。

その上で、現在の会議などの協働場面での困難状況、よりよくしたい状況を出し合い、その内の一つを事例研究を行いました。その事例は、実際に行政の担当者が典型的に直面する住民との協働場面だったので、それを真に住民の意思が施策に組み入れられるような…

 明日の熊本県の協働ファシリテーター養成研修のために、お昼の飛行機で熊本にやってきました。

朝もう一度研修内容をチェックし、念のために余分のふりかえり用紙などを印刷して、慌しく大阪を後にしました。前回の11月の研修では夜出発だったため、全く景色が見えず残念だったのですが、今回はしまなみ街道や阿蘇がきれいに上空からなかめられ、旅心を…

最近、いろいろな所でファシリテーションをしていて、感じるのが「コンセンサス」の重要性です。

コンセンサスは、よく「全員賛成の状態」と誤解されますが、決してそうではありません。全員賛成はベストの状態ですが、これを実現するのは、とても時間がかかってしまいます。 むしろ経営においては、決定の後、速やかにそれが実行される状態、つまりは「反…

 今日は、一日クライアント先の企業で、経営会議のアジェンダ管理を見直す会議でファシリテーターをしてきました。

流れが読みきれない展開で、不安もあったのですが、会議メンバーの意欲が高く、最終的にはとても満足のいく会議になりました。 経営会議なのですが、今まで製品品質の改善、是正の話し合いが多く、その他の話し合いが難しかったのですが、メンバーの提案で新…

 今日は一日、明日のクライアント先でのファシリテーションの準備をしていました。明日の仕事は経営会議におけるアジェンダを整理し、経営会議がより重要な案件に時間をかけて討議ができるようにするものです。

こうしたアジェンダ整理は、コラボレーションとは無関係に思われていますが、会議のアジェンダが多すぎると、実質的な討議ができず、参加メンバーの力を集めることが難しくなります。また、アジェンダと関係ないメンバーが多くなり、会議への参加度が下がっ…

今日は、長尾文雄先生(聖マーガレット生涯教育研究所主任研究員)のご自宅で、チーム経営研究所の「協働促進のためのコンテンツ開発」の勉強会に行きました。

ここ数ヶ月「対人関係」をテーマに協働促進のコンテンツを考えてきました。例えば上司が部下との信頼関係を築くための方法として、今私個人としては次のようなまとめができるのではと考えています。1、上司のほうから部下に働きかける 上司が部下に関心を持…

会議ファシリテーション講座

今日は、一日会議ファシリテーション講座をしてきました。 いつも思うのですが、体験学習をすると回をおうごとにだんだんと、参加者のファシリテーター役が上手になってきます。また参加者のふりかえりも的確になってきます。 講座の後、少し飲み会をして参…

 昨日は、チーム経営研究所の「もめごとチーム」でADRの勉強会を開きました。ADRとは「裁判外紛争解決」のことで、ファシリテーションの手法を用いて、紛争の話し合いのプロセスを管理していく調停のことです。創造性や効率性と言ったプラスの部分だけでなく、組織内などの紛争やトラブル解決による協働促進もチーム経営には重要な要素だと思っています。

参考 ADR JAPANのホームページ http://www.adr.gr.jp/ 日本商事仲裁協会が無料頒布している、「調停人養成教材」をメンバーで読み合わせながら読んでいくと、そこではWIN−WINの問題解決が目指されていることがわかりました。 つまり2人がオレ…

 問題解決の本はたくさんあるけれど、最近私が一番、「あ、これや!」と思ったのは、「チームが絶対上手くいく法」の中にあった問題解決のためのルートマップです。

この手法では、問題解決は、問題の定義から解決まで、直線的には進まず、下記の領域をいったりきたりしつつ、解決されるものであるといっています。 「問題解決ってそんなに簡単じゃないよね」って思っていた私にはピッタリくるものでした。チームが絶対うま…

 今日はコンサルティング先で、相互学習型会議の研修と、経営会議の協動力アップのための会議ルールづくりをしてきました。

興味深かったのは、「経営理念・方針に基づき、経営をよりよくするために、思ったことをきちんと言うこと(そしてそれをみんなも我慢すること)」というものです。こうしたルールがあれば、自分の発言を常に経営理念と照らしあわせる癖がつくと共に、それが…

ファシリテーショングラフィックの練習方法とチェックポイント

今日は、朝から顧客先のアドバイサリーミーティングに出て、昼は事務所で講座の打ち合わせ、夜はチーム経営研究所のファシリテーション実践研究会を開催しました。 日頃会議でメモを取ることが習慣のようになっているので、改めてどのように書いているかを意…

ファシリテーショングラフィックのチェックシートと実例集

ブログを読んでいたら、 きれいなファシリテーショングラフィックの実例集に出会いました。一度ご覧下さい。 また、明日開くチーム経営研究所の ファシリテーション実践研究会用に、 ファシリテーショングラフィックの練習用チェックシートも作りました。内…

 会議において、みんなの協働力を即座に高めるには、「会議メモ」を取るのが一番だと感じています。

私がコンサルティングをしている先でも、まず会議メモを使った会議をすると、メンバーの目の色が変わってきます。 こうした会議メモを私は「暗黙知」の形で使ってきましたが、これをきちんと誰にでもわかる方法として、形式知化してくれたのが日本ファシリテ…

こんにちは!博野英二です。

このブログでは「協働(コラボレーション)」と「ファシリテーション」をテーマに、組織における協働を促進するツール・コンテンツの紹介、コンサルティング事例紹介、新しいツール・コンテンツのアイディアの提案などを行っていつもりです。 みなさんとの議…