今日は、今度研修を行う会社の、会議をオブザーブしてきました。この中でも思ったし、私自身よくやるのが、言い出したことを最後まで言わなかったり(本当に言いたいことを言わなかったり)、相手に伝えるのでなく、場に投げるように発言するケースです。

 これはもちろん相手には正確に伝わらないし、それだけに相手と信頼関係を結ぶことは難しくなります。しかし、やはり遠慮があるのでしょうか、私たちの会議や対人関係では頻繁に見られる光景だと思います。

 こうした時には次の作業をしてから発言すると、よいと思います。

1、発言しようとしていることが会議の結果や業務の結果に影響を及ぼすか?
 議論の中で、「あれ、これって顧客の立場から見たらどうかな?」と違和感を感じた営業担当の場合、これが業務に影響するときちんと自分の中で整理してから発言できれば、よりきちんと伝えやすくなるでしょう。

2、今、伝えたい相手が受け取れる状態にあるか
 こちらの発言を伝えたい相手が、「いっぱいいっぱい」だと、発言は受け取られず、かえって防衛的にさせるかもしれません。いつ伝えたらよいのか、今OKなのかを整理していくとよいでしょう。

 こうした作業をあらかじめしておくと、「相手に伝えきる」ことが容易になります。さらに相手が受け取ったかどうかを確認できればもっとベターでしょう。これを気をつけていくとこちらの真意が伝わるようになり、相手との信頼関係を築きやすくなるのです。

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