2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今回のラボラトリー勉強会の課題図書はパールズの「ゲシュタルト療法」です。

私自身は病の人を治療する心理療法そのものには特別な興味を抱いていませんが、健康な人にもある心理的な動きはラボラトリーで必要であると感じています。 ゲシュタルト心理学でもまた「いま、ここ」を大切にするようです。過去のトラウマを掘り起こすのでは…

坂口先生とお話しした中で、印象に残っているもう1つが本質と方法の区別が出来ないという部分です。

私たちは何かの教育プログラムを実施する際、教育目的(哲学)と方法を区分けして考えがちですが、実際には例えば体験学習では体験からの学びのサイクル自体が螺旋状にある種の目的に向かう性質をもっているように思えます。この辺りはデューイも口を酸っぱ…

先週土曜日に、Tグループを日本に紹介したJICEの創立に携わられた坂口先生が、長尾先生の自宅にお越しになりました。

いつもの体験と学び研究会のメンバーととともに、ラボラトリーやその哲学について自由に談義しました。 先生はレヴィンがカフェで行った弟子との間のフランクな談義をお好みでしたが、まさにそうした雰囲気のある談義となりました。 わたしの中ではたくさん…

いまデューイの「民主主義と教育」を読んでいます。ラボラトリーの哲学の源流の1つと考えています。

民主主義と教育〈上〉 (岩波文庫)作者: J.デューイ,John Dewey,松野安男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1975/06/16メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る 昨日も大阪府が国歌斉唱を府立学校教員がしているかをチェックすると…

私がラボラトリーで学んだことの1つに「いま、ここ」の重要性があります。

かかわりの中で「いま、ここ」で湧いてきたものに従ってかかわっていくことがラボラトリーでは生じます。もちろんそれは大切な学びの過程なのですが、それがどれほど大切なことかについては、私自身あまり意識していませんでした。 しかし、少し過去の哲学等…

今週土曜日に、長尾先生のご自宅で坂口順治先生とお話しする時間を持つ予定です。

先生は、ラボラトリーが衰退した理由として、その方法だけを重視し教育哲学をおろそかにしたことを考えておられるようです。 本当にラボラトリーを展開するには「私たちは何をしているのか」を徹底的に考え抜くことが重要と感じます。なぜならラボラトリーの…

ラボラトリートレーニングは、レヴィンを起源としていますが、デューイ等の影響を受けていると言われています。

そしてそのデューイは、自己信頼(いまここで自分から湧き上がってくるものへの信頼)を唱えたエマソンに影響を受けています。この辺りを詳細に解説したのが「〈内なる光〉と教育 プラグマティズムの再構築」/齋藤直子」です。[rakuten:booxstore:10612482:…

ラボラトリーでは「いま、ここ」で自分から湧き上がってくるものを大切にします。

こうした考え方の源流をたどっていくと、デューイに影響を与えたと言われるエマソンの考え方に行き着きました。特に「自己信頼」はオバマ大統領の座右の書と言われているそうです。 「いまここ」で自分の内から湧き上がってくるものを徹底的に信頼すること、…