ファシリテーションやコラボレーションと言う言葉はよく聞きますが、一体それがうまく行って何になるのでしょうか?

 私たちチーム経営研究所ではプロジェクトに関わる際、下記のような項目を評価指標として用いています。今日も一つのプロジェクトが終わったのですが、始まる前を3として5段階評価をしてもらいました。これである程度客観的に、かなり成果があがっていることがわかります。

<効率性の指標>
1    会議に費やすマンパワー(人数X時間)が削減された
(会議時間が短縮された。課題解決に必要十分な人数で会議を行っている)
2 重要な課題(アジェンダ)について、どのように話しあって行くのかがデザインされている
(どんな情報をどこから手に入れるか、何回の会議が必要か、誰を巻き込む必要あるか)
3 緊急度・重要度などに応じて、課題(アジェンダ)にかけるべき時間・体力を意識できている
<創造性(課題解決力)の指標>
4 組織の重要な課題(アジェンダ)が、新たに明確になった
5 会議において優先的に討議すべき課題(アジェンダ)を明確化できている
6 重要な戦略的課題(アジェンダ)の検討に、今まで以上に時間を割けている
7 課題解決のために、遠慮なく意見・アイディアがいえる雰囲気がある
8 課題(アジェンダ)を解決していくのに必要な知識・スキルが意識できている
9 メンバーが自分の業務上の役割分担にとらわれず、積極的に課題に向かっている
<個人の成長の指標>
10 メンバーにとって会議が、新たな情報・考え方にふれる学びの場になっている
11 会議での討議の中などで、メンバーが自分の考え方、コミュニケーションのくせに気づいた
12 メンバーの会議への満足度が向上した
13 メンバーの一人が会議メモを作成でき、それを整理できる
(新たな案件、決定事項などを整理し、次回以降の設計につなげられる)
14 メンバーの一人がファシリテーターの基本的機能を果たせる
15 メンバーが会議のプロセスのふりかえりができる
16 メンバーが、どんな議題をどのように話していくかの会議の設計ができる
17 リーダーが相互学習型会議におけるリーダーシップのあり方をマスターしている
<組織の成長の指標>
18 協働のための会議ルールが皆に共有されている
19 会議を進めるためのメンバーの役割(ファシリテーター・書記など)が皆に理解されている
20 会議自体が、ふりかえりによって常に改善できるようになった
21 実行しやすく、メンバーの納得度が高い意思決定の方法が選択できている
22 情報が整理整頓され、メンバー間で必要な情報がよりよく共有できるようになった。
23 経営者が業務のコントロールをよりよくできるようになった
24 組織目標が、メンバーによりよく共有されるようになった
25 組織にとって新しいやり方、考え方、スキルなどがメンバーからもたらされた。