現実の問題として、組織にはたくさんの課題があります。

eichen2007-03-30


 従って、組織・グループの目標と優先的課題を明確化し、適切に意思決定し、グループやメンバーに仕事を担わせ、その解決のための手順などを示して効率的な成果を上げていく必要があります。これは<課題志向>の機能といってもよいでしょう。しかし、このような課題志向のあり方は、チーム経営の場にどのような影響を与えるでしょうか?

 実は、このような<課題志向>の機能が果たされることは、チーム経営の促進にとっても重要な意味を持っています。組織の目標に照らして重要な課題が、適切に優先的に選ばれ、その重要性がみなに認識されてはじめて、その課題に十分な時間を割くことが出来、みなの智恵とチカラを集め、課題はより創造的に解決できるからです。
逆に、細かな、大事でない多くの課題が大事な課題と混在していたらどうでしょうか?時間が足りず、大事な課題を十分に話し合えないまま、終わってしまうでしょう。それでは人も生きず、組織も生きないのです。

 つまりとても大事な案件はみなの力で、そうでない案件は、小グループや担当メンバーの力で解決していく体制を築く必要があるのです。一言で言えば、「必要な時に、必要な人が、必要な智恵とチカラをだせる」ように、課題の整理・整頓を進める事が、チーム経営の促進には欠かせないと言えるでしょう。