2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は昼から、4月5日からスタートする日曜クラブの準備をしていました。

今回は10年後の自分をイメージしていきますが、その背後には自分で自分をどのように見ているか、例えば批判的にみている、評価的にみている、さらにはありのままを慈しんでみているなどの特徴が隠れています。これに気づくことは、よりよい将来へ歩みを進…

いまエリクソンの『ライフサイクル、その完結』を読んでいます。

ライフサイクル、その完結作者: E.H.エリクソン,J.M.エリクソン,Erik H. Erikson,Joan M. Erikson,村瀬孝雄,近藤邦夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2001/03/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 115回この商品を含むブログ (5件) を見るその中でエ…

ある経営者の講演を聴く機会がありました。自分と人を大切にするかかわりづくりのヒントになりそうなので考えてみたいと思います。

私が理解できた範囲でこの方のお話は次のような内容が含まれていました。1、他者から見られて恥ずかしくないようにすること ・服装などお金を惜しんで恥をかかないようにせよ ・契約書を結ぶ時に100円のボールペンを使わない ・和室で会食する時などの作…

最近「絶望」と言う言葉が気になっていました。これはそのままで見れば否定的な言葉ですが本当にそうでしょうか。

エリクソンのライフサイクル論によると、最終の段階である老年期に訪れる心理・社会的危機、つまり葛藤は「統合」対「絶望」とされています。そしてこの葛藤がうまく解決されると「英知」を身につけていくとされています。ライフサイクル、その完結作者: E.H…

今日は西平直さんの本の中で「セレンディピティ」と言う言葉に出会いました。これは「思わぬものを偶然に発見する才能」「幸運を招き寄せる力」と呼ばれます。

教育人間学のために作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る確かにお金を稼ぐ、奉仕するなどの目標を達成するために、計画を立てそれを実行していく事は大切だと思…

いま西平直さんの「エリクソンの人間学」を読んでいます。

エリクソンの人間学作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1993/06/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの中でエリクソンのキーワードであるアイデンティティを読み直し、受け取り直す作業をされていますが、この言葉は「主観的で…

今日は「身体のゼロ地点」と言う言葉について考えています。

これは西平直さんの世阿弥の稽古哲学作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見るという本に出てくる用語で、能の稽古にまつわる観世寿夫氏の発言に即して言…

私の知人が高野山大学の「スピリチュアルケア」のコースで学んでおられるのを聞いて、興味を持ち、シラバスを手に入れました。そしてその中で興味を引きそうな本を読んでいます。

その1冊に仏教心理学キーワード事典作者: 井上ウィマラ,加藤博己,葛西賢太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2012/05/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見るがありますが、そこで書かれている仏教の基本的用語の概念が、ラボラトリーで…

今日は「経験の貧困化」という言葉に出会いました。

ラボラトリー、特にTグループを中心とするものでは、一回一回のグループ体験はそれぞれ全く異なります。そこでの経験は、一回きりで固有のもので、言葉にすることが難しいものをたくさん含んでいます。なのでその経験を他の人に語ろうとしてもうまく言葉にで…

今日はちょっと広報させてください。

<以下広報文>「10年後の私」、一体どうなっているのでしょうか?仕事や家庭、人間関係などの面で、多くの人が何らかの新しいステージに入っていることでしょう。そしてこの新しいステージで、自分らしく生きていくためには、ただ年月に流されるばかりで…

立命館大学の蔦野さんという方が「生きることのかなしみ」という力という論文を書いておられます。

以前から私はラボラトリートレーニングをする中で、トレーナーやファシリテーターが自分の有限性に気づき、何もできないと言う形で自分の力に絶望することが必要なように感じていました。その中でこそ、何か大いなる力に目覚めることにつながり、余計なこと…

長岡の看護学校で先生たちと話していたのですが、いま看護教育の現場では、試験に受かるための「標準に無理にでも近づけるかかわり」と「その人らしい自由な成長を促すかかわり」の間で葛藤が起きているそうです。

試験に受かるためにある一定の標準に達する必要があることは明らかですが、しかし標準に達するための指導ばかりが行われるとその人らしく成長していく機会を奪うこともでてきます。私は先生には、両方の視点が求められると思います。前者を自明と考える先生…

先週は、新潟県長岡市に出張して、ある看護専門学校で2日間の「人間関係トレーニング?」の授業をしてきました。

これは看護師の国家試験の終わった直後に行われるもので、あとは卒業式しかないという本当に最後の授業です。3年間の学校生活をふりかえり、またこれからの人生や10年先を見通して、新たな一歩を探りながら、「マイブック」という自分だけの本を作るとい…