意外と思われるかもしれませんが、意思決定方法とコラボレーションには極めて密接な関わりがあります。
今日は夜に、ボランティアで関わっている大阪ボランティア協会のNPO支援センターの運営委員会に出てきました。この団体は、ボランティアの参画をとても大事にしていて、組織の案件をボランティアとともに決め、運営しているのです。
しかし、実際には有給の専従事務局とボランティアの運営スタッフの間には大きな情報量の差があり、実際にすべてを対等に考え決めていくには無理が出てきます。結果的にボランティアの運営委員は、全体がわからない、言ってもすでに議論されてしまっている、などの理由でうまくコラボレーションできていないという感じを抱くようになります。
こうした際には、多くの細かい案件については、事務局が決めてしまい、大事な案件だけボランティアスタッフと十分情報を共有して議論するという形を取った方がかえってボランティアスタッフの参画意識も高まると考えられます。また、ある案件については、理念・ミッションとのチェック機能だけをボランティアスタッフが担ったり、アイディアや切り口だけを提供する案件もあってもいいでしょう。
このように意思決定を案件ごとにどのようにするかを合意することが、コラボレーションの重要なコツなのです。
PS 写真は週末に行っていたTグループのファシリテーター研修会ででた、トレーナーの役割についてのまとめです。