チーム経営

来週の木曜日から10か月(月1回、第三木曜日夜)にわたって「チーム経営塾」を開きます。

わりとまとまって時間が取れるので、とても楽しみにしています。今日は、この10回の大きなシラバス作りをしていました。チーム経営塾のねらいとカリキュラムは下記のとおりです。興味のある方は是非、ご参加ください。 この塾は2回目など途中からでも参加で…

昨日の続きです。

こうした職場作りを可能にするチーム経営の4つの理論は下記のようなものだと考えています。(1)ギブの4つの懸念の克服によるメンバーシップと信頼関係の向上 個人は、集団に対する時、自分の知恵とチカラを集団に投入したい欲求と、自分を集団から守りたい…

いまチーム経営を促進するリーダーをサポートできるコンテンツを考えています。その過程でチーム経営について再考しています。

その中で思ったのは、チーム経営とは「人を生かして成果を上げる職場活性化の方法」だということです。そして具体的にチーム経営で実現できる職場とは下記のような職場です。@役割や上下関係の違いを超えて、知恵とチカラをあわせて創造的に課題解決できる…

昨日はある取引先で、会議支援を行ってきました。

そこでリーダーが、自分の至らない点、これからこうして行きたいという約束を発表されたのです。 何のためにこの会社をしているのかを深く振り返った際、自分自身の行動が、そのミッションからはずれていることに気付かれたのだそうです。とても勇気のいるこ…

今、チーム経営のビジョンを作っていますが、組織の研修担当者のこんな声に答えたいと思っています。

<研修担当のセリフ> いま、現場リーダーに期待したいことは、いっぱいある。 ・なんといっても、不機嫌な職場にはしてほしくない。これになると自殺・病気、全部コスト要因だ。離職率も増える。リーダーシップを発揮して、みんなが協力して、楽しく働ける…

昨日の続きで、チーム経営がこうなればいいなという「ゆめ」のお話です。

<あるリーダーの独白>「今の時代ってリーダーは大変だろ。 いろいろな考え方や価値観、専門知識を持ったメンバーや職種の人が職場にいる。 お客さんの要求や経営環境もどんどん変わっていく。 上からは「コスト要因だから、人を辞めさせるな!病気にするな…

いまLLC設立に伴いパンフレットを作っています。

プロの方に頼み、いろいろと検討する中で、私たちも改めて自分たちが何をしているのかが明確になってきます。こうした作業は、自分たちのミッションやビジョンを見直し、そこにどのように到ろうとしているかを簡潔に言い表す必要があるからです。*****…

今日は、私たちと同じように、人を生かして組織成果を上げることに、打ち込んでいらっしゃる黒木桂桜さんが、いま現場でどんなことをしているのかを学ぶ場に行ってきました。

実際、チーム経営の実際のあり方を取り上げ、その奥底の思いや将来の世界観などを明確にしていきました。マーケティングも分かち合いのマーケティングというコンセプトを持っておられ、とても「チーム経営的」だなあ〜と感じ入りました。 私たちが目指すチー…

チーム経営の基礎知識についての小冊子を作っています。

従来、会議ファシリテーションの小冊子を書いて、チーム経営研究所のホームページから無料でダウンロードできるようにしています。(http://teamkeiei.com/) でもチーム経営全体についてわかりやすく説明できる資料を作る必要に迫られ、小冊子を作ったので…

チーム経営では、人が人として大事にされる経営、同時に組織成果があがる経営を目指しています。

この時、大事にしているのが、知恵とチカラをあわせるファシリテーションによる「場」づくり ・自由で守られた場の促進 ・真剣に目標に向かって話し合える場の促進です。この場が作られたら、一人ひとりの能力が発揮され、グループの成果も上がりますね。会議の…

週末清里でTグループのファシリテーターの学びを行う2泊3日の研修会がありました。

http://www.bea.hi-ho.ne.jp/take3/GWT_F05dantai3.htm そこでTグループについて感じたことをことばとして私なりにまとめてみました。 Tグループとは ・ねらいの下で場所と時間を共有し、(中堀さん) ・グループと共にあることで ・その動き(起こること…

智恵とチカラをあわせる<チーム経営>の実現のためには、まず、<知恵とチカラをあわせる場>を組織の土台として築く必要があります。

そしてこの<場>を生かし、?メンバー間で組織の方向性を共有する場?メンバー同士が協力して課題解決できる場?支えるリーダーシップを発揮する場を作っていきます。 この結果として、環境や顧客の変化にメンバーが自律的に対応しつつ、互いの密なる協力の下…

いま、今一度チーム経営の必要性とその実現のためのステップを考えています。チーム経営の必要性は、大体以下のような感じでまとめられると思います。

●いま、経営は「チームの時代」へ 経営環境が大きく変わる中、権限による仕事の割り振りや命令によるコントロールだけでは変化に対応できない場面が増えています。こうした中、「役割や立場・組織を越えて、多様なメンバーが智恵とチカラを合わせ、柔軟に経…

ここのところずっと、チーム経営に必要なリーダーシップとは何かを考えてきました。

そこでこれまでのリーダーシップ研究の流れはもちろん、金井先生のリーダーシップ入門やサーバントリーダーシップについて、さらにはゴールマンさんのEQリーダーシップなども参照してきました。入門から応用へ 行動科学の展開【新版】―人的資源の活用作者: …

昨日は久しぶりに時間が取れたので、中小企業診断士の交流会にでて先輩の発表を聞いてきました。

この方は、日本経営品質賞 http://www.jqac.com/index.htm の枠組みを用いて、組織の中にマネジメントプロセスのシステムを作ることで、「強い会社」「よい会社」を作ろうとされています。 そしてこうしたマネジメントプロセスのシステムがあると「経営は良…

10日の日は治部電機さんの経営会議に当たるMR会議に出ていました。

この会議では、相互学習型がおおよそ定着してきています。まず当面の完成形に近づいていると言えるでしょう。そう思うのは、以下のような点からです。・はじめは自分からは発言しなかったメンバーが、指名されなくてもきちんと意見が言えるようになってきた…

昨日は、チーム経営研究所のビジネスモデル開発チームの初会合を行いました。

ファシリテーションなどのコンテンツ開発は前から行っていたのですが、こうして生まれたコンテンツをどのような人たちに、どんな形で提供すれば、最も効果があり、ビジネスとしても成り立つかを考える会です。 パートナーが4人集まりワイワイやっていると、…

いま、私が注目しているのが自主型調停(メディエーション)です。

チーム経営ではファシリテーションによって1+1=3のシナジー効果を出すことを大事にしますが、実際組織では「対立」「葛藤」によってマイナスからスタートすることも珍しくありません。 こうした時ファシリテーションを使った調停によってマイナスをプラ…

昨日は、定例のチーム経営研究会がありました。10人のメンバーが集まり「自己を知る〜自己を知り相手を知らば百戦危うからず」というお題で学びを進めました。

内容としてはまず、「あなたは誰ですか?」という問いに答える形で、20の「私は・・・」という文章を作りました。・自分の内面を書いた文章、外面的な事実を書いた文章がどれだけあったか ・自己開示がどれほどできたか ・自分の欠点、長所の割合 ・現実の…

問題は、今まで自分が<立派なリーダー>だと思ってきたのに、思いもかけない出来事例えば、「部下が言うことを聞いてくれない」事実が起きたときです。

健康なケースは、「ああ、自分も言うことを聞いてくれないときはあるのだな」と自己概念を修正し、部下への対応行動も修正していくでしょう。つまり、体験学習のサイクルに沿って学習していくのです。 しかし自己概念が<価値の条件>として働くケース、つま…

引き続き自己概念とチーム経営の関係を考えます。

1、自己概念の役割 判断・理解等日常の行動や他人とのコミュニケーションに影響します 例1 自分は取るに足らない者 ・知られたくない→他人と親しく話し合うこと、 自分の気持ちを率直に表現することできない ・自己の評価を下げたくない →他人から忠告を受…

それでは自己概念とは何なのでしょうか?

「自己意識」が、今ここの自分についてのイメージ、気づきであるのに対し「自己概念」とは、「自己意識を支える一貫した自分についての考え方・見方」であり、自分が何者であり、どこに属し、何ができ、また何ができないか、何に価値をおいているか、何を信…

智恵とチカラをあわせていくチーム経営には4つのレベルがあります。これは「場(プロセス)」に4つの種類があると言い換えてもいいのかもしれません。

それは具体的には (1)個人レベル 例 リーダー、ファシリテーターの自己概念のチェック (2)対人関係レベル 例 信頼を築くコミュニケーションスキル (3)グループレベル 相互学習型会議 例 会議ファシリテーション、促進的リーダーシップ、問題解決ス…

最近、ビジネスモデル開発の必要性を感じています。

私たちチーム経営研究所では、組織や組織間で智恵とチカラをあわせられる関係・場づくりを促進するお手伝いをしています。しかし、ここには私たちの持つ知識・スキルを相手の組織やクライアントに「つなげていく」仕組みが必要とされます。 現在は、社内研修…

今日は午前中、アドバイザリーをしているNGOの運営する学校で会議に出ていました。

終了後、食事をしたのですが、その中で「いろいろな人を包括する社会(ソーシャルインクルージョン)」の話になりました。この学校は多様な不登校児やLDの子どもなどを受け入れているので、その子どもたちが排除されない環境づくりが、とても重要なのです…

昨日は、チーム経営研究所のチーム経営研究会で、「くらしの工房」の田中所長さんに現在の業務とチーム経営への思いを聞き、その後メンバーで方策を検討する実践コミュニティを行いました。

くらしの工房 http://www.kurashi-kobo.com/ 「くらしの工房」さんでは、戸建て住宅の設計を主な業務とされていますが、従来の業界の常識を覆す「分離発注方式」によって顧客満足を高めています。住宅メーカや工務店が元請けとなり、下請けに工事をさせる方…

昨日、一昨日と、スマイル(聖マーガレット生涯教育研究所)の体験学習法のリーダー研修にいってきました。

そこで西田所長さんから、人間関係というのは、自分と他者のかかわりだけではなく、自分の自分自身との関わり、神や価値との関わり、自然との関わりなどで構成されるものであるということを学びました。例えば自然との関わり、価値とのかかわりが変わると、…

昨日から予定していた北海道でのグループ研修が急にキャンセルになり、ゆっくりとチーム経営について思いを巡らす時間を得ています。

(これだけ暑いと、北海道が恋しいし、悔しくもあるのですが) その中で、チーム経営研究所のプログラムの内、実践コミュニティ(他社の事例を聴き、自社のあり方に思いを巡らせる)の学びは組織・グループを変えていこうとされるリーダー、ファシリテーター…

いま、チーム経営研究所の仲間とともに目的(使命)と価値観を決めつつありますが、もう一つパートナーや研究員の皆様と決めたいのは、大きくどのような方向を目指すのかの「ゴール」です。

ドラッカーによると、ゴールとは「組織の基本的、長期的方向性を表す3〜5つの目的」とされています。これが決まったら、数値で表わす目標と行動計画が定められます。ドラッカーはゴールまでが、理事会(パートナー)の決定事項で、それ以下がCEOの決定事項…

21世紀は非営利組織の経営が営利組織の模範とすべきであるというのがドラッカーの持論です。ドラッカーの「非営利組織の成果重視のマネジメント」をまとめてみました。彼の5つの問いは重いですね。

非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」作者: P・F.ドラッカー,G.J.スターン,Peter F. Drucker,Gary J. Stern,田中弥生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2000/12/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 64回…