もめごと(コンフリクト)

以前からコンフリクト(対立)の管理には「異常な」興味を持っていたのですが、最近良書を発見しました。

それは「交渉とミディエーション」という題で、裁判や争いに発展させることなく、争いごとを逆に創造的な問題解決と、個人の成長のための機会として活用しようという「協調的交渉」の流れを汲む本です。 実際、組織の中でも、「対立や葛藤」という形で表面化…

昨日は、取引先で経営計画を立てる会議の支援をしていました。今回は、ある部署の具体的な活動計画を立てるフェーズです。

全社的な経営計画会議では、この会社が目指す成長(売上の上昇率)にあわせ、生産部門の生産量もアップする目標が立てられていました。具体的には生産台数の増加目標です。ところが、昨日は会議の冒頭から、メンバーの方から「台数」を増やすことを目標にす…

最近、もめごとや葛藤の中に置かれた人間の生き様に、心が惹かれています。昨日も藤沢周平原作の時代劇映画を見ていたのですが、激動する時代の中で、藩の不条理な要求によって葛藤状態に陥った武士の姿に共感を覚えました。

もめごとや葛藤は、私たちの表面的な仮面を引き剥がし、生身とも言えるその人本来の性質を浮かび上がらせるのかもしれません。また同時にこのことは、もめごとや葛藤を解決するということの意味のついても考えさせてくれます。 こうしたもめごとへ対する姿勢…

 議論の中で意見が対立したとき、どのようにファシリテーションを行うかは、大事なスキルです。

私が経験したところでは、まずその「場」にいるメンバーによって、その意見の違いの捉え方が違うことを知る必要があります。それを深刻な「対立(コンフリクト)として捉え、「わ、まずい。何か折衷案がないかしら?」と思うメンバーもいますし、対立を恐れ…

 昨日は、チーム経営研究所の「もめごとチーム」でADRの勉強会を開きました。ADRとは「裁判外紛争解決」のことで、ファシリテーションの手法を用いて、紛争の話し合いのプロセスを管理していく調停のことです。創造性や効率性と言ったプラスの部分だけでなく、組織内などの紛争やトラブル解決による協働促進もチーム経営には重要な要素だと思っています。

参考 ADR JAPANのホームページ http://www.adr.gr.jp/ 日本商事仲裁協会が無料頒布している、「調停人養成教材」をメンバーで読み合わせながら読んでいくと、そこではWIN−WINの問題解決が目指されていることがわかりました。 つまり2人がオレ…