議論の中で意見が対立したとき、どのようにファシリテーションを行うかは、大事なスキルです。

eichen2007-01-30


 私が経験したところでは、まずその「場」にいるメンバーによって、その意見の違いの捉え方が違うことを知る必要があります。それを深刻な「対立(コンフリクト)として捉え、「わ、まずい。何か折衷案がないかしら?」と思うメンバーもいますし、対立を恐れ発言をしなくなるメンバーもいます。一方では、その場を単純な意見の相違だと思うメンバーもいます。

 こうした時ファシリテーターが対立を恐れることは好ましくありません。こうした場ではいくつかの選択肢があると思います。

1、対立を恐れる気持ちなどを表明する(場の感情を表面化させる)
 「何か対立して怖い感じですね。」
2、対立を創造を引き起こす前向きのものとして捉える
 「意見の違いが、よりよい案を生み出す基です」
3、意見の背景の意図・理由をのべてもらう
 「Aのご意見がよいと思うのはなぜですか?」

 ともあれ、ファシリテーターが自分の気持ちに気づいていることはよりよいファシリテートとの前提でしょう。

PS 今日は、事務所でチーム経営研究所のHPの改善について話しました。(写真)