今日は、午前中早起きして、昨年末にあったHIL(ヒューマンインターラクションラボラトリー)研究会(http://www.bea.hi-ho.ne.jp/take3/GWT_F05dantai3.htm)のTグループトレーニングのグループセッションの逐語録を起こしていました。

 自分がトレーナー(ファシリテーター)をしているグループセッションの録音を聴くのはつらいものですね!特にうまく介入できなかったところを選んで、文字にするので、自分の悪いところがものに見えてしまいます。

 こうしてテープを聴いていて、感じたのは「自己一致」の重要性です。これは、思ったこと、感じたことと、自分の発言が一致していることです。当たり前のことのようですが、これはとても難しいことです。例えば、部下を面接するとき、実は「こいつは、さぼってるんじゃないかな」と思っているのに、「今日は、よりよくわかりあうための面接です」などと面接の意図を隠して説明することはよくありがちです。

 こうした場合、上司側の意図は、面接が進むにつれてバレてしまい、「何だ、信頼関係を築くと言いながら、俺を責めるための面接なのか」と部下は不信を抱くようになります。私もグループセッションの中で、同じようなミスを無意識に犯していました。何とかいつも自己一致しながら、他の人を大切にコミュニケーションできるようになりたいですね。

 ビデオにあげてみました。
http://video.google.com/videoplay?docid=4378078287605950250*