学生さんの様子をスタッフ全員で共有し、毎晩のスタッフミーティングで次の日のプログラムを考え予定を修正していくので、準備は大変です。でもこれによって学生の内から湧いてくるエネルギーを感じて、学びをデザインすることが可能になります。やはりこの…
新しく学校に入ってまだ慣れない中ですが、学生さんたちがこれからの看護師に向けての学びに向けて、自分と人を大切にした新たな自分らしい関わり方を探り、見出していってくれるといいなと思います。どうぞ学生のためにお祈り下さい。
1つは新潟にある看護専門学校の1年生のための2泊3日の「人間関係トレーニング」で、3人の外部講師で80名の新入生のためのラボラトリーをします。もう1つは、ミニラボで京都の宇多野ユースで1泊2日のラボラトリーをします。これには5人のスタッフ…
これは人間の成長を取り扱うラボラトリーにおいても基本図書の一つだと感じます。知能の心理学作者: ジャンピアジェ,Jean Piaget,波多野完治,滝沢武久出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1998/10メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) …
ガンディーの真理〈1〉―戦闘的非暴力の起源作者: E.H.エリクソン,Erik H. Erikson,星野美賀子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見るエリクソンと言えば「アイデンティティ」の概念が有名です…
確かに論文を検索してみると、60年代の草創期から10数年間にまとまって生み出された後、十分な数の論文がありません。論文の数が多いのはちょうどTグループの流行期にあたり、この研究で研究者になれた時期にあたります。論文の数が少ないのはこれだけが…
どうぞご参加下さい<以下、講座案内>人を育てる上でいま注目を集めているのが、気になる体験、失敗体験または喜びを感じた体験などを「内省(ふりかえり)」し、自ら学び成長していく「リフレクション」です。 ある調査によると、職場でこのリフレクション…
これは1年かけて10人のリーダー候補の方とともに学ぶ、とても贅沢な学び場です。昨日は3年後の私をイメージするという回で、ゆっくりと仲間と対話しながら自分が3年後にどうなっていたいかと考えていきました。私も病院のスタッフと一緒に実習に参加し…
この中で彼は実存主義哲学が教育学に与えた影響として「出会い」の概念を挙げています。これはまさに「いまここ」の瞬間に他と出会うことで自分の生の意味が根本的に変わる実存体験のことを指しています。また彼は教育が教養を知識として教えるだけでなく、…
私自身が学んだこと、気づいたこととして・参加者の中に、自分がなぜこの生を受けたのかという意味を問う人が複数いて、こうした問いを持って生きている人が結構おられるのだなと感じたこと・自分自身は10年後に向けて、よりシンプルに、「いまここ」のか…
第1は成熟過程で、1歳になると直立できるといった生物学的な発達過程です。しかし人生の初めの時期からその成熟過程に学習過程が関係してきます。赤ん坊がお母さんが来たら微笑むという行動を学習するのがそれにあたります。これが第2です。そしてロート…
でもこの感覚をうまく言葉にできない感じがしていたのです。例えばよく第3の目、つまり自分の視点で見る(第1の目)、他者の視点で見る(第2の目)、自他の関係を見る(第3の目)と言われますが、この説明ではその感覚をつかみきれない感じがしていまし…
今回は10年後の自分をイメージしていきますが、その背後には自分で自分をどのように見ているか、例えば批判的にみている、評価的にみている、さらにはありのままを慈しんでみているなどの特徴が隠れています。これに気づくことは、よりよい将来へ歩みを進…
ライフサイクル、その完結作者: E.H.エリクソン,J.M.エリクソン,Erik H. Erikson,Joan M. Erikson,村瀬孝雄,近藤邦夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2001/03/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 115回この商品を含むブログ (5件) を見るその中でエ…
私が理解できた範囲でこの方のお話は次のような内容が含まれていました。1、他者から見られて恥ずかしくないようにすること ・服装などお金を惜しんで恥をかかないようにせよ ・契約書を結ぶ時に100円のボールペンを使わない ・和室で会食する時などの作…
エリクソンのライフサイクル論によると、最終の段階である老年期に訪れる心理・社会的危機、つまり葛藤は「統合」対「絶望」とされています。そしてこの葛藤がうまく解決されると「英知」を身につけていくとされています。ライフサイクル、その完結作者: E.H…
教育人間学のために作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2005/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る確かにお金を稼ぐ、奉仕するなどの目標を達成するために、計画を立てそれを実行していく事は大切だと思…
エリクソンの人間学作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1993/06/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの中でエリクソンのキーワードであるアイデンティティを読み直し、受け取り直す作業をされていますが、この言葉は「主観的で…
これは西平直さんの世阿弥の稽古哲学作者: 西平直出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見るという本に出てくる用語で、能の稽古にまつわる観世寿夫氏の発言に即して言…
その1冊に仏教心理学キーワード事典作者: 井上ウィマラ,加藤博己,葛西賢太出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2012/05/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見るがありますが、そこで書かれている仏教の基本的用語の概念が、ラボラトリーで…
ラボラトリー、特にTグループを中心とするものでは、一回一回のグループ体験はそれぞれ全く異なります。そこでの経験は、一回きりで固有のもので、言葉にすることが難しいものをたくさん含んでいます。なのでその経験を他の人に語ろうとしてもうまく言葉にで…
<以下広報文>「10年後の私」、一体どうなっているのでしょうか?仕事や家庭、人間関係などの面で、多くの人が何らかの新しいステージに入っていることでしょう。そしてこの新しいステージで、自分らしく生きていくためには、ただ年月に流されるばかりで…
以前から私はラボラトリートレーニングをする中で、トレーナーやファシリテーターが自分の有限性に気づき、何もできないと言う形で自分の力に絶望することが必要なように感じていました。その中でこそ、何か大いなる力に目覚めることにつながり、余計なこと…
試験に受かるためにある一定の標準に達する必要があることは明らかですが、しかし標準に達するための指導ばかりが行われるとその人らしく成長していく機会を奪うこともでてきます。私は先生には、両方の視点が求められると思います。前者を自明と考える先生…
これは看護師の国家試験の終わった直後に行われるもので、あとは卒業式しかないという本当に最後の授業です。3年間の学校生活をふりかえり、またこれからの人生や10年先を見通して、新たな一歩を探りながら、「マイブック」という自分だけの本を作るとい…
こうした方々もやはり部下の育成や部下とのかかわりには頭を悩ませておられるようで、午前中は互いにヒントを与えあうグループワーク、昼からはリフレクションの支援のロールプレイを行いました。平均52歳くらいの方々なのですが、最初は堅く、いかにも管…
単純に生きている間のライフサイクルを論じるのではなく、ユング、ウィルパー、シュタイナーという3人の大家を取り上げその理論を詳細に整理し、死後も含めたより広い観点から「成長」とライフサイクルを論じておられます。ともすれば怪しくなりがちな話で…
これは産業創造館の「強い組織づくプロジェクト」に参加した企業や組織が、自主的に学びを進めるのを産業創造館が講師代など出してサポートしてくれる仕組みです。昨年度は第1期で、3つの組織のリーダーが人を大切にする会議運営のファシリテーターとして…
最近印象深く感じているのが、教育人間学の考え方です。西田哲学の流れを汲んだ教育学者の考えを見ているのですが、その一節にこういうくだりがあります。臨床的人間形成論の構築―臨床的人間形成論〈第2部〉作者: 田中毎実出版社/メーカー: 東信堂発売日: 20…
まず毎年沖縄で一週間行うラボラトリーのスタッフと久しぶりに会い、近況などを話し合いました。その話で印象的だったのは、ラボラトリーの哲学である「体験から自分と人を大切にしていくことを学んでいく」というのは、必ずしもエスタブリッシュされた組織…