2015-01-01から1年間の記事一覧

今日はちょっと広報させてください。

<以下広報文>「10年後の私」、一体どうなっているのでしょうか?仕事や家庭、人間関係などの面で、多くの人が何らかの新しいステージに入っていることでしょう。そしてこの新しいステージで、自分らしく生きていくためには、ただ年月に流されるばかりで…

立命館大学の蔦野さんという方が「生きることのかなしみ」という力という論文を書いておられます。

以前から私はラボラトリートレーニングをする中で、トレーナーやファシリテーターが自分の有限性に気づき、何もできないと言う形で自分の力に絶望することが必要なように感じていました。その中でこそ、何か大いなる力に目覚めることにつながり、余計なこと…

長岡の看護学校で先生たちと話していたのですが、いま看護教育の現場では、試験に受かるための「標準に無理にでも近づけるかかわり」と「その人らしい自由な成長を促すかかわり」の間で葛藤が起きているそうです。

試験に受かるためにある一定の標準に達する必要があることは明らかですが、しかし標準に達するための指導ばかりが行われるとその人らしく成長していく機会を奪うこともでてきます。私は先生には、両方の視点が求められると思います。前者を自明と考える先生…

先週は、新潟県長岡市に出張して、ある看護専門学校で2日間の「人間関係トレーニング?」の授業をしてきました。

これは看護師の国家試験の終わった直後に行われるもので、あとは卒業式しかないという本当に最後の授業です。3年間の学校生活をふりかえり、またこれからの人生や10年先を見通して、新たな一歩を探りながら、「マイブック」という自分だけの本を作るとい…

昨日はさまざまな国の機関の評価者(課長級)を集めた部下の育成にかかわる研修でした。

こうした方々もやはり部下の育成や部下とのかかわりには頭を悩ませておられるようで、午前中は互いにヒントを与えあうグループワーク、昼からはリフレクションの支援のロールプレイを行いました。平均52歳くらいの方々なのですが、最初は堅く、いかにも管…

今教育関係の本を読んでいます。いま面白いなと思うのは西平直さんの「魂のライフサイクル」です。

単純に生きている間のライフサイクルを論じるのではなく、ユング、ウィルパー、シュタイナーという3人の大家を取り上げその理論を詳細に整理し、死後も含めたより広い観点から「成長」とライフサイクルを論じておられます。ともすれば怪しくなりがちな話で…

昨日は産業創造館の組織づくりリーダークラブ第2期の打ち合わせをしていました。

これは産業創造館の「強い組織づくプロジェクト」に参加した企業や組織が、自主的に学びを進めるのを産業創造館が講師代など出してサポートしてくれる仕組みです。昨年度は第1期で、3つの組織のリーダーが人を大切にする会議運営のファシリテーターとして…

いま教育関係の本を読んでいます。

最近印象深く感じているのが、教育人間学の考え方です。西田哲学の流れを汲んだ教育学者の考えを見ているのですが、その一節にこういうくだりがあります。臨床的人間形成論の構築―臨床的人間形成論〈第2部〉作者: 田中毎実出版社/メーカー: 東信堂発売日: 20…

先日、第3回目となるミニラボの打ち合わせをしました。

まず毎年沖縄で一週間行うラボラトリーのスタッフと久しぶりに会い、近況などを話し合いました。その話で印象的だったのは、ラボラトリーの哲学である「体験から自分と人を大切にしていくことを学んでいく」というのは、必ずしもエスタブリッシュされた組織…

ここ10年ほど仕事で、「知恵とチカラをあわせる場を作る」支援を行ってきましたが、最近ある種の違和感を覚えていました。

確かに「知恵とチカラをあわせる場を作る」ことは人を大切にする上で重要なことです。人を大切にしたいリーダーにとってこれができることは重要なことだと思います。しかしもし「知恵とチカラをあわせる場を作る」ために必要な役割をリーダーが「無理して身…

昨日は障害を持つ方の「家」を作ることを理念としておられる社会福祉法人でのリーダー研修の最終回でした。

6回のプログラムで、トップの想いを聴いたり、これまで生きてきた道をふりかえり自分の大切にしたいことを確かめたりしました。また自分たちの3年後をイメージしてみたり、自分が3年後にどう育って欲しいかの上司の期待をきいたりしました。そして自分を…

昨日は、看護協会さんで学びを共にしました。認定看護師のファーストクラスの数十日ある学びの1コマです。毎年3回行われ、私は今年で2年目です。

毎回80名の師長、副師長、主任さんが集まり、グループワークでもすごいエネルギーを持つ学びの集団になります。昨日印象的だったのは、実習が終わってグループでその体験をふりかえってもらい、気づき学びを整理して発表してもらったことでした。あるメン…

昨日は、三重の方で医療機関(病院、看護学校など)のリーダーの皆様とリフレクションによる職場づくりと人の成長についての学びを行いました。

やはり必要性を感じておられるようで、とても熱心に取り組んで頂きました。グループや3人で実習をしてその体験をリフレクションするという構造でしたが、学ぶもの同士の信頼関係が高まっていくのを感じ、私も嬉しく思いました。職場の中に、例えば会議のあ…

昨日は三田にある障がい児の保育園での研修でした。

テーマは「自分と仲間と子どもたちを大切にするチームワーク」ということで、グループで実習をしてもらい、そこでおきていた、チームワークのあり方や一人ひとりが感じたことをふりかえって学びました。これが3回目の学びでしたが、1年目の方のコメントも…

会社は経営者の器以上にならないとよく言われますが、チームもリーダーの器以上に「人を大切にできる」ものにならないのではないかと感じています。

これはリーダーの「あり方」と言っていいでしょう。そしてやはりこうした自分のあり方に気づき、学び、成長していく、つまり「器」を大きくすることができる学び場はラボラトリーだなと感じているのです。http://hi-laboratory.com/hil-about.html私たちが自…

自分と人を大切にする思想・哲学を求める中でいま、改めて日本国憲法を読んでいます。http://www.jicl.jp/kenpou_all/kenpou.htmlその中に二度に渡って「努力」によって権利を保持する必要があると書かれています。たぶんそれだけ大事なので重複を恐れず書い…

昨日は、大阪産業創造館の看板プログラム、なにわ「あきんど塾」に行きました。この塾は30年続いている大阪の若手経営者、後継者養成のためのプログラムです。基本は1年かけて経営計画を立てていくのですが、私は「人が大切にされる会議づくり・職場づく…

先日、ここ数年支援している社会福祉法人の運営会議に出てきました。 この法人は、障害者が施設に押し込まれるのではなく、自分の家のように自由に楽しく住むことができる場を作ることを目指して活動されている法人です。 もともとこの法人には明文化された…

昨日は大阪YMCA国際専門学校表現コミュニケーション学科10周年記念式典がありました。愛称として「表コミ」と呼ばれています。 この学校は多様な不登校児を受け容れる高校で、私は1年目から関わり、スタッフの会議などに入れてもらってチーム作りを支援し…

Tグループを中心とするラボラトリートレーニングに本格的にかかわり始めて10年になるのを機会に、昨年来本当に自分にとって大切なことは何かを改めて問い直していました。 その結果、私たち一人ひとりが、自らの体験から、自分と人を大切にするかかわりを…