いま、ある取引先で、部門間で、「知恵とチカラ」をあわせられるように組織を変えていくお手伝いをしています。

 一昨日、その一貫として、経営目標を見直す部門間会議のファシリテーターとしての支援を行いました。これは社長とともに、会議を設計し、私が直接ファシリテーターとして進行するという強力な介入でした。

 結果は、確かに部門間で懸案になっていたような課題が、ある程度自由に話され、その解決方法も生まれるなど、「部門間で、「知恵とチカラ」を」というコンサルティングの目的には沿うものとなりました。しかし、この会議の目標である細かい経営目標の見直しまでは踏み込めず、メンバーによっては期待外れだった部分が残りました。

 私は、やはり外部者である私が、直接会議の設計とファシリテーターとして関わると、組織内部のプロセスを十分理解できないので、限界があるかなと感じています。もっともよいのは、組織内部の人が自ら会議を設計したり、ファシリテートするのを支援する立ち位置であると感じています。

 これでこそ、内部のプロセスにも配慮でき、かつ、いろいろなスキル・知識も活用できると思います。