私は、いまYMCA国際専門学校の組織運営アドバイザーをしているとともに、頼まれて表現コミュニケーション学科の講師もしています。

eichen2007-02-09


 http://www.osk-ymca-intl.ed.jp/hc/

 そこでは「みんなで協力して、人と組織と社会を活かすビジネスプラン」を立てることを目標に授業を行っています。この学校は多様な不登校層を受け容れるというミッションを持っており、生徒同士でも子どもたちも知らない人とコミュニケーションしたり、会議したりというのは苦手な子が多いのです。

 今日は、自分が調べてみたいビジネスを考え、互いに傾聴のワークをして、なぜ自分がそのビジネスをしたいと考えているのかを明確化する作業をしました。私のナビゲートがまずくてうまく行かない部分もありましたが、ふりかえりを見ると、傾聴されて、明確化したような子もいて、よかったなあと思っています。

 PS この学校は授業を助けてくれるボランティアさんがいます。今日は贅沢にも3人もボランティアさんが手伝ってくれました。一人ではとてもできない!ッて感じです。

 参考までに傾聴のワークの方法を載せておきますね。

<2人組になります。AさんとBさん>
①Aさんが、なぜそのビジネスを選んだかの理由を話します。
②BさんはAさんが話している間、口をきいてはいけません。うなずき、あいづち(はい、うん)を使って、きちんとその理由を聴いてください。
③1分半が過ぎたら、Bさんは、Aさんがなぜそのビジネスを選んだのか、Aさんに確認します。(Aさんは黙って聴いてください)
④Aさんは、自分が言いたかったことを100%としたとき、Bさんが何%理解しているかを伝えます。例えば、「あなたの理解は70%」
⑤Bさんはもう一度、Aさんがなぜそのビジネスを選んだのかをAさんに確認します。(Aさんは黙って聴いてください)
⑥Aさんは、もう一度「あなたの理解は何%」と伝え、100%になるには何が抜けていたかをBさんに伝えます。
⑦AさんとBさんが交代して①〜⑥を行う