このごろチーム経営おいて重要な視点が2つあるように感じています。

 ひとつは職場や、組織が知恵と力があわせられるものになることです。このためにはグループの成長によって聴き・伝え・支え合える関係が生まれ、その関係の上に組織や職場の成果があがるよう知恵と力をあわせられるプロセスを築いていく必要があります。

 これがグループ・組織の視点とするなら、もう一つ重要なのは個人の視点です。

 異なる価値観、考え方を持つ他者と協働し集団を作ったとき、真の意味で協働することは簡単ではありません。自分の価値観・考え方を押し付けるのでもなく、他者・グループの規範やルールを押し付けられ、自分を殺すのでもなく、互いに聴きあい、理解し合おうとし、伝え合うことで、互いの持ち味が生かされるやり方を模索していくことで、互いの違いを受容し合い、考え方ものの見方を共有して、創造的な問題解決につなげていく。

 そして、これからの時代には、私たちは組織、ネットワークなどグループを通じて仕事をすることが、どのような職種であれ求められています。また人々の多様性はますます増していくでしょう。

 こう考えたとき、自分の持ち味、価値観を殺さずに、異なる他者も殺さず協働していく力は、これから社会に出る人、リーダー皆に絶対不可欠のスキルと言えるでしょう。

 そしてこれを可能にするのは、グループの中で自分と他者をともに生かし、成果を上げる体験をすることしかありません。

 こうしたことを体験できる研修としてはTグループがあると思います。

 そしてそれを組織において経営において実現していくことを目指すことがチーム経営の仕事だと思っています。