いま、「感受性訓練」という本をまとめていますが、そこからチーム経営でも大事にしている「ラボラトリーメソッド」についてのまとめを少し書いておきます。

・ラボラトリ法の諸目標
<一般的目標>=人が団体成員として所属、事業に参加する際の、参加の質を改善できる機会を与える
@自己の内的な諸要求や価値観、認知、資質について理解することが必要に
@社会的(物理的)環境から、どのような機会を与えられ、期待をかけられているか気づく必要
@意識化・期待では不十分=内部の諸要求と外部の要請を創造的に統合することも必要
=内外の世界を結びつける行動の形成にみられる、いくたの不完全さを診断する能力必要
@いろいろな状況に対し統合的な仕方で適応的に反応する能力向上必要
=診断技術+適切な反応を生み出す社会技術
@外部の諸力に受動的に順応することを拒否=外部環境を修正し変革必要

・ラボラトリの仮定
@参加についての理解と技術の習得が、学習者の関与する参加の諸過程を通じてのみ効果的になされうる

・トレーニング=参加者の参加を促す社会過程
@参加者自らの参加の仕方に見られる不完全さを発見し診断できるよう助力与える設計
@より完全で損傷を与えないような反応パターンを生み出し、吟味できるよう他者から援助を与えられるよう設計
@一般的目的の範囲内でスタッフは、個人の自律性と社会的効果性とを同時に高める努力