いま、みなさんの組織の研修は、現場の活性化、問題解決に本当に役立ってますか?またみなさんは、部下やメンバーを本当に育てられていますか?

 いま組織の中で、以下の問題意識を持つ教育担当・リーダーが増えています。こうした問題点を解決していくためには、新たな学びのコンセプトを導入する必要がある様に思います。

 課題1 個人の能力・専門性アップだけでは、組織の学び、現場活性化につながらない!

<新コンセプト>→「知恵とチカラをあわせる場」による個人と組織の学習の進展

 課題2 個人の能力・専門性アップだけでは、転職価値を高め転職を促してしまう!

<新コンセプト>→1人では得難い「学びのコミュニティ」、「知恵とチカラをあわせる場」が、個人の能力をさらに引き出し、組織から離れることを引き止める

 課題3 研修だけでは、現場活性化・問題解決につながらない!

<新コンセプト>→現場から体験的に学び、個人の能力アップと課題解決を同時に促す研修コンセプト

 課題4 知識を学ぶだけでは、自ら考え成長する人材を生み出せない!

<新コンセプト>→体験学習法(学び方の学び)による自己の成長サイクル促進

 課題5 現場管理者が、部下やメンバーを育てられていない!

<新コンセプト>→体験学習法の習熟による部下の成長の支援

 チーム経営で提供している体験学習法、知恵とチカラを合わせる場づくり、実践コミュニティの3つは、学びの新しいコンセプトを提供できると考えています。下記のようなイメージです。

?体験学習法

 現場の課題、研修における疑似的課題をこなした際、そこで生じた体験をふりかえり、何が起きていたかを指摘し、なぜ起きたのかを分析することで、よりよい実践のための仮説を立て、成功できる方法を一般化していく手法です。
 ジョン・デューイプラグマティズムにその基礎を持ち、グループダイナミクス研究の中に受け継がれてきました。この学び方を研修場面で身につけていくことで、「学び方を学ぶ」ことが可能となり研修を離れ現場においても、自ら考え学ぶことが可能となります。


?実践コミュニティ 

 これは最新の「ナレッジマネジメント」の方法で、ある分野の実践に携わっている人々が定期的に集い、直面する課題について検討を加え、互いの経験から知識を提供しあい、共有するという学び場のことです。
 たとえば営業マンの実践コミュニティ、ファシリテーターなどの実践コミュニティなどさまざまな領域で適用が考えられます。
 こうした相互支援・相互学習の信頼感あふれる学びのコミュニティの存在は、個人の組織へのコミットメントを引き出すとともに、現場の課題解決にも直結します。

具体的には
(1)活動の中で発生する問題を事例として報告
(2)他の参加者とともに、対応策を検討
(3)いろいろなアイディアが出る中で、参加者は、自らの活動に   照らし知識を整理し、取りうる対策をイメージ
していきます。