昨日はチーム経営内部のコンテンツ開発チームが集まり、チーム経営における自己の再生について学びを進めました。
この中では「実践EQ]からの自己犠牲症候群が話題になりました。これは本当にチーム経営の敵だと思います。これに打ち勝っていかに自己の再生を進めるかが、チーム経営を目指すリーダーには不可欠のスキルだと感じています。
まとめてみましたので、ご参考に。
実践EQ 人と組織を活かす鉄則―「共鳴」で高業績チームをつくる
- 作者: リチャードボヤツィス,アニーマッキー,Richard Boyatzis,Annie Mckee,田中健彦
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
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1、リーダーの置かれる状況 「パワーストレス」=絶えず高い緊張状態に!
・ほとんどの選択肢があいまい。
・コミュニケーション、意思決定が複雑
・統率者の権威の源泉はっきりしない。
・トップに立つ孤独。権力を行使する必要↑
・常に周りから高い期待を寄せられ、評価される
・出世するほど責任抱える
・日々大小の課題解決に追われ、日々火消しに追われ、よれよれに。
・ストレスの中で、EQ保つ自己管理必要=エネルギー消費
2、リーダーの陥る症状 自己犠牲症候群
・「慢性ストレスの上に急性ストレスのかかる仕事=リーダー」
→大脳辺縁系の扁桃体が活性化→神経回路の働きで、右前頭前野が活発に
→「闘争か逃走か」のホルモン(アドレナリン)放出(いつも感情をコントロール必要。さらなるストレスに)=大きな筋肉へ血液が流れ、生存に直接必要ない神経回路を閉鎖=オープン性、柔軟性、創造性が失われる
→脳がストレス=学習機能も失う=不安、いらだち、↑
・動揺した状態の中で、コントロールを失った感じ、他人の言動が脅し、悪意に満ちたものに映る
・不確実性、コントロール不能、他者からの評価=世界が脅威でいっぱい!!
・自分が大事にしていた価値観を忘れる。
・病的な行動、完全に燃え尽きる。
・自己犠牲症候群に=燃え尽き、怒りっぽく=不協和状態に!ただすぐ表れずひそかに進行し、兆候はその人によって異なる。(静かに不幸を嘆く、人生の意味を見失う、夢とかけ離れた感じ)
→自分の言動を正当化し、数々の問題を人のせいにする。心理的な自己防衛行為へ
3、自己防衛行為と悪循環
・自己犠牲症候群に→無益な言動・習慣を作りだす「自己防衛行為」
=目の前の心理的に不愉快な状態から自分を守ったり、意識をそらしたりする役割
例 いいわけ、冷笑的態度、無謀なリスク、毎晩飲み歩く
→問題の解決に役だたず、状況をひどくする。
・負の感情のスパイラルに=セルフトーク「俺のせいじゃない」「こんな状況手に負えない」
=自分の殻に閉じこもり、周りが見えなくなる
=事実ではなく、(自己のイメージにあった)こうあるべきで意思決定を下す。
=外見を取り繕う
・成功者としての自己イメージにしがみつく。偽りの自分を演じる。自分と切り離された感じ。価値観と正反対の言動、いいわけ、夜遊びへ走る。しかし、最後は自分もだませなくなる
=肉体的・精神的に負担
=長い休暇ぐらいでは慢性のパワーストレスから立ち直れない。
<結論>不協和型リーダーへのメカニズムの存在
・リーダーが出世、成功=リーダーと特有の自己犠牲とストレス=ためになることをしよう、責任を果たそう、効率よくやろうとして、結果、一方的な狭い視野に凝り固まる。
=自分自身の核心の部分とのふれあいをなくし、自分が本来の自分でないことにきづく
→不協和型リーダーに 仕事で外面上成功すること以外興味がなくなってしまう。人間関係を犠牲に。(部下、メンバーを押さえつける)
********ファシリテーションによる組織活性化***********
LLC(合同会社)チーム経営
パートナー・代表 博野英二(中小企業診断士、神戸大学MBA)
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