今週の火曜日は立て続けに取引先で3つの会議があり、いずれもファシリテーターを務めました。

 午前中の会議は、営業と技術部の新製品開発に関する会議で、この会社では事前のインフォーマルな打ち合わせはあったのですが、こうしたいつまでに、何を、どのようにするのが必要なのかを話し合う会議はありませんでした。

 従って、技術の担当者も、営業の担当者も、社長さんも、こうした打ち合わせが必要であることはわかっていても、どのように話せば効果的に話し合えるのかがわかっていないのです。

 私も事前に会議をデザインしたのですが、どうしてもイメージできず、「なるほど、これが中野民夫さんのいう混沌なのかもしれないな」と行きの電車で気づきました。誰にも着地点が見えない会議、これはしんどいですが、でも実際終わってみて、着実に何か新たな組織の学びが生じているような気がします。