ファシリテーターというのは、とても難しい仕事です。

 だから先日のように、自分が出すぎて失敗することもあります。特にすこし場がわかりかけてくると、自分がその場を促進するどころか、邪魔しているように思えて、ファシリテーションが怖くなるときがあります。

 こうした時、私も一時的に落ち込む時がありますし、知り合いに聞いてもこうした怖さのゆえに「自分には無理や」とファシリテートするのをあきらめる場合もあるようです。

 ただ、今回私がいろいろ考えたのは、こうして、1人で「私には無理だ」とか「また失敗するのでは」と思い悩むのは、やはりグループやメンバー、さらには場の流れ(プロセス)を信じていないということになるということです。これは、1人が場をかき乱す行為となんら変わりはないでしょう。

 確かに失敗は怖いけれど、それも大きなプロセスの流れに任せ、体験学習のサイクルを大事にし修正しつつ、次の場に挑戦していくこと。こうした心構えが必要なのでしょう。難しいですね!!!