日曜日に長尾文雄先生のお宅でチーム経営のコンテンツを開発する会合を開きました。テーマは「感情の取り扱い」です。
今回の、私の学びとして
1、自分が持つ否定的感情を拒否することは、自分を拒否することである
感情も自分自身であり、それを否定すると、その感情から目をそらすために、抑圧、過度な忙しさ、相手への非難などへと逃避行動が生じる
2、感情は、状況・他者によって引き起こされるものではない。
自分でその感情に責任を持ち、生じた感情にどう対応するかも自分に責任がある。たとえ相手がどんなにいやな事をしても、それで怒るかどうかは自分が決定できる。
3、怒りは他者をコントロールするために用いられることがある。
組織の中でも、リーダーは怒りによって(特に規則性のない怒りで)部下を
コントロールしようとするケースがある(意識的、無意識的に)
4、2の場合、メンバーは上司の顔色を見て、本当に自分が感じた感情を隠したり、否定したりして、組織に受け入れられる感情を自分が感じているように思ってしまう(自己を否定する)ケースがある。
これによって本当のその人らしさは失われ、チーム経営はできなくなってしまう。
5、4が生じるのは、メンバーが上司の怒りに「無意識的にコントロール」される時である。
逆に上司の怒りの言動を見て、出てくる自分の感情に気づき、それに主体的にどのように対応すべきかを自己責任で対応できるメンバーは、怒りによってはコントロールできない。
チーム経営としては
1、自分の感情に気づき、それにどう対応するかを自己責任で決定する人を育てる
(こうした人は上司は怒りでコントロールできない。でも上司が分かった人でないと嫌われる恐れもある)
2、リーダーに自己の感情に気づき、適切に対応できるスキルを身につけることを支援する必要がある。
こうした感情の動きは、チーム経営の最も底流、本質的部分を構成しているので
しょうね。