昨日はある福祉団体の法人全体の中堅リーダー研修でした。

 この社会福祉法人を作った理事長さん、片岡さんにお話を聴き、共感した所をみんなでわかちあったのですが、そのお話に感動しました。

 自分も障害を持つ片岡さんは、子どもの頃ご両親にいろいろな所に連れて行ってもらい、自分を障害児と認識することはなかったようです。その後の学校生活でもそうでした。

 それで自分が大学生になった時、自分がしてもらったように障害を持つ子ども達が尊重されるボランティア活動をはじめます。そして小さな声(テーマアパークに行くと自分の子どもが、見せ物になるや、親が死んでしまったらこの子はどうなるのか)に耳を傾け、制度や法律にないサービスを、自らの創意工夫で実現してこられました。

 それはまさにこうした障害を持つ普通のひとが、ひととして生きるためだったのです。

 こうした片岡さんの人生とその哲学を聴き、リーダーの皆様はそれを引き継いでいきたいと真剣に思われたようです。私も人が「ひと」として生きることを実現するために自ら動く人間になりたいと思いました。そしてラボラトリーの活動が与えられていて本当に幸せだなあと感じています。