水曜日に、表の県立病院の看護師さんで10年前後の経験を持つ人たちにファシリテーションの研修をしてきました。

 医療の現場では、コメディカルの方などいろいろな職種の方が働いています。しかし、患者さんのためにこうした方がいいのでは?こっちの方が働きやすいやん?などちょっとした違和感を持った時、それを受け取り、検討し、課題をつぶす「場」がないことが多いのです。

 事前課題を分析し、こうした現状を知っていたので、「知恵とチカラをあわせる場」を作り、

 違和感などを出せる→問題意識を共有する→チームで課題解決する→患者さんのために良くなったを感じる

 の循環を作ることの重要性を訴え、そのためのスキルとして体験学習を通じてファシリテーションを学んでいただきました。

 もともとケアするスキルをお持ちなので、スタッフ同士ケアの気持ちで会議をすることで、場ができるんだよというメッセージは、とてもよく伝わったようで、2回目の実習は、1回目より「すごく」知恵と力のあったものになっていました。

 私の力には限りがあるけれど、学ぶ人の力量があるので、本当にいい場になったなあと感じています。感謝です。