チーム経営ではいま、チーム経営に興味を持ちより深く学びたい人をボランティアスタッフとして招き、講座を企画してやってみるとプロジェクトをしています。

 昨日夜そのミーティングがありました。少し議論を見てください。こうした議論から学ぶことは本当にとても多いと思います。

1、ミーティングのねらい
 大学生で人に慣れていないために、自分が分からずチームに貢献するすべを知らない人が多い。職場でのかかわり方、上司との付き合い方、社会人としての振る舞いを教えるために、下記をねらいとする講座のプログラムを作る

講座のねらい 「人とのかかわりの中で自分らしさに気づき、職場の中でそれを生かせる人を育てる」

2、議論の流れ
 最初にMさんから、フィードバックをされそれを自分の中に全部入れてしまいしんどくなる人がいるという発題と、Tさんの講座プログラム案をたたき台に議論を進めました。下記のような議論がありました。

・自分を守る、フィードバックの受けとめ方(一般化の仕方)を教えたい。これは傾聴のワーク、フィードバックの実習で可能ではないか?

・ねらいに自分らしさに気づくとあるが、これはどういったプログラムで実現できるのか?

・特に他人からの期待にこたえようとする自分と自分の内面から出てくる要求とがかい離すると、自分らしくなくなり、つぶれてしまう(出せない、自分を殺すこともある)

・自分が感じたことをしゃべってもいいんだということを伝えたい(でもでしゃばりすぎると、生意気といわれることも・・)

・新入社員向けの講座は「あいさつできるようになった」レベル。あまり高度なものを求めても・・・

・学生さん相手だとアイスブレークは十分した方がいいと思う。2本くらい欲しい。(デートゲーム、キャッチボール、4つの窓、顔じゃんけん)

・上司によっては性急に成果を求めてくる。田んぼの苗を引っ張って育てようとしてからしてしまうことも。やはり、フィードバックを受け止めない、または「あなたはそう思ったんですね」と限定して返せることは重要では・・。

・真意を受け取るっていうことが大事では?

・特にどこからそう思ったのか事実を求めるようなこともできれば・・

・I メッセージ、You メッセージを教えたい。これがわかれば自分で相手のフィードバックが不十分な場合、処理できる。

・I メッセージ、You メッセージをして真意の確認、または「あなたはそう思ったんですね」それはどこからそう思ったんですか?をする。

・1人で抱え込まず、SOSが出せるように・・・。相談できる自己開示ができれば必ずしも返さなくても大丈夫では?

・でも黙ってしまっても1人で考えいろいろ勉強して徐々に対応していく人もいる。自己開示して相談できることが大事と一般化できるか?(言われたことをひきずりながら)

・フィードバックを受け止めないで自分を守ることは大事。しかしこれは、逆に相手との関係を切って、自分を守るという癖のある人にはそれを助長する恐れもある。やはり基礎は開くことによる関係づくりの方を教えたい。
 そしてフィードバックが行き過ぎるケースもあるよね!とプラスアルファでいい、その際はまたは「あなたはそう思ったんですね」それはどこからそう思ったんですか?と思うといいよと簡単な実習とともに伝えるとよい。

・自分がチームの中で役割を果たすことで居場所を見出す重要性も言いたい

・自分の感情の処理を簡単でいいから教えたい。フィードバックを受けたり、期待されすぎたとき、自分がどういう気持ちなのかに気づくことが自分らしさの第一歩

・人間関係があることで、自分らしさに気づくのではないか(こうした実習があれば自分らしさに気づくのでは)

・傾聴の実習は入れたい。基礎だから。

・枠組みの講義は入れたい。その枠組みゆえに上司とおこりやすいズレも講義に入れたい

・新人の場合アサーション(自分の感情や要求を事実に基づいて伝え、相手の枠組みとすりあわせる手法)も大事では?でもアサーションはレベルがとても高い。

・上司との期待のズレなどはどうつながるか?例えばグループワークのあとのふりかえり用紙で、「自分が他の人に期待したこと」「期待されたと思ったこと」などという質問を入れたらどうか?ここから講義につなげると、つながりやすい。

・自己開示などはホウレンソウなどの業務とつなげると理解しやすいのでは?