<事例>あなたは、前の会議で、あなた部下であるBさんに10日までにこの業務をしてくださいとお願いし、Bさんも引き受けました。しかし、10日をすぎても、その結果がどうなったのか報告がなく、あなたはとても心配しています。あなたは、Bさんにどのようにアプローチしますか?

 こうしたとき、下記の1,2の伝え方では、知恵と力をあわせる場はできません!!

パターン1 受け身の伝え方
  「・・・・。」=感じていること、考えていること・意見や気持ちを伝えない
・自分の意見や気持ちを言うと押し付けになる??=嫌われるかも??
・嫌われること、面倒なこと、もめごとはいやなので、「相手の枠組み」に従う
→(結果)業務が滞る


パターン2 攻撃的な伝え方 
  「何やってんだ!もう10日はすぎたぞ!だからお前はダメなんだ。」
  =自分の感じていることははっきりいうが、相手の気持ち、言い分を軽んずる
 自分の言い分だけ通す。主導権を握る
・自分の<枠組み=期待・目標>が正しい。相手が自分に合わせるべきとの前提
→(結果)なぜ部下が報告をしなかったのかわからない??ひとのせい?仕組みのせい?ルールのせい?かが不明


パターン3 意見、気持ちを正直に、相手の言い分も聞くつもりで言う伝え方 

・意見を押し通すのではなく、自分の気持ち、考えを分かってもらう
・相手の言い分、「枠組み」も理解しよう!
(結果)なぜこの問題が起こったのか明確化できる

上司 「前の会議で、10日までにこの件をしてくださいとお願いし、あなたも引き受 けましたね。しかし、10日をすぎても、あの件がどうなったのかわかりません。それで私はとても心配しているのです。」 
部下 「この件の報告書はもうできていますが、定例会議で報告する予定でした。」
上司 「そうでしたか。これから、この案件のように、私があなたに口頭で依頼した
     案件については、定例の会議ではなく、処理後すぐに口頭で報告してほし
     いのです。」
部下 「はい。了解しました。」

 こうした伝え方なら、知恵と力を合わせる場を作っていくことができます。

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