昨日はある取引先で、2008年の目標を形成する会議のファシリテーターをしていました。

 この取引先では従来、社長(コンサルタント)と部門長が一対一で、目標作りを行ってきました。これはこれでいい方法だと思うのですが、
・部門間の情報共有と協力関係を促進するため
・よりよいアイディアを引き出し、質の高い目標を作るため

 に今回から部門の代表が集まり、部門の立場を離れ現状の問題を共有し、中長期戦略を達成するための課題を抽出していく作業を行いました。

 これは参加メンバーには全く初めての経験だったので、戸惑いも見られたし、うまく問題を思い出せない、伝えられない場面もあったように感じています。しかし、自由に問題点を紙に書いて共有し、これを顧客に関連するもの、業務に関連するもの、人と組織に関連するものという枠組みで区分け、「これを顧客に関連するもの」についての課題をフリートークする段階になると、かなり深くて実質的な議論ができるようになってきました。

 これはまだあと2回続きます。着地点が見えず、話し合い方が構造化されない話し合いのファシリテーターは大変だなと思います。でも「虎穴に入らずんば虎子を得ず」というのはファシリテーションにおいても本当です。勇気をもって臨みたいと思います。