ファシリテーションでは、場の大きな流れをつかむのが大切だと思います。この観点から、元立教大学の坂口先生に紹介してもらった「生物と無生物のあいだ」という本を読みました。生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る

 この本では、生命の特質として、「流れていること」を挙げています。私たちの体を構成するものは、常に代謝され外に出て行っています。つまり私たちは静態的なものではなく、分子レベルでは常に入れ替わっているものだということです。しかし、それが一定の安定した流れを生み出す仕組みが生命現象なのです。

 おそらくとても深いところではこうした大きな流れと、ファシリテーションはつながっているような気がしています。