会議ファシリテーションの研修では、さまざま時間枠のいろいろなねらいをもった研修をしてきましたが、どうやら次の3点を押さえるのがポイントであることがわかってきました。

  つまり、会議を改善していくには、次の3つのスキルの習得が必要なのです。
(1) 場を感じ、分析できるスキル
(2) 中長期的に、会議という場を「知恵とチカラをあわせる」ものへと促進させるファシリテーションスキル(場づくりの力)
(3) 1回1回の会議の進行を、スムーズなものにするスキル

 特に(1)(2)という中長期的な場作りのスキルがないと、(3)だけやってもあまり使えないケースが多いのです。場が見えないでスキルを使っても、適切なスキルを選択できないからです。

 こうしたスキルは本来習得に時間がかかりますが、人事院さんの研修を経て、ようやく1日研修である程度のレベルまでいけるプログラムが完成したように感じています。今後これをいろいろな組織に広めていければと考えています。