今日は、NPOアサーティブジャパンが開催している「アサーティブ・トレーニング」に参加者として学びに行っていました。

 アサーティブは、自己主張トレーニングと言われ、女性解放運動などで用いられてきたせいか、組織運営とは縁遠いイメージがあります。しかし、実際にはこれは「相手を見下したり、見上げずに」「伝えたいことを」「伝わるように」伝えるという考え方なので、チーム経営のリーダーやメンバーには不可欠の手法であると思っています。

 昨日の講座では下記の点を再確認したり、新たに学んだりしました。

1、この考えは人間には「私たちが私たちである権利」に基づいている
 特に、私は間違う権利がある、考えを変える権利がある、自分の意見と価値観を表明する権利があるなどは、会議におけるメンバーの権利とも言えるでしょう。ファシリテーションもこうした権利をもっと強調してもいいのかもしれません。

2、これは「私もOK」「あなたもOK」のコミュニケーションスタイルである。
 これは私だけが正しく、状況を認識し相手を従わせるスタイルではありません。相手も上記の権利を持ち、それに従い自由に選択可能な人間であることを認めた上で、こちらの要求を伝えるコミュニケーションなのです。相手を尊重した自己主張といえるでしょう。

3、自己責任を大事にする
 権利は常に責任を伴います。上記の権利を持つ私たちは、常にコミュニケーションを選択しているといえます。従ってたとえば「朝のラジオ体操の音楽で起こされる」と私が言ってしまうと、それは責任を他の人に押し付けた無責任なものといえるのです。この場合「私はその音で起きてしまうのです」とアイメッセージを使う必要があるのです。

4、要求を明確にする=自分自身とのコミュニケーションが基盤である
 ほんとうにアサーティブでいるためには、相手に明確に伝えることが不可欠です。そのためには、相手に何をしてほしいのか、どうなればよいのか自分の要求をクリアにする必要があります。これができるとコミュニケーションの半分以上は成立したのと同じだと感じました。

 いやいや、私も出来ていないことが多いのですが、大変ですね。
ところで、女性がほとんどの講座なので、少し戸惑っています。男性はこんな手法は学ばないのでしょうか?