2013-04-01から1日間の記事一覧

私たちは普通、「あなたはどなたですか」と問われた時、「大企業の社員」とか「大学の先生」などと答える。時には「お金持ち」や「妻」と答える人もいるかもしれない。つまり私たちは自分が「何者か」であるという考えや見方を持っていて、これで自分を他の人から区別している。これは自己概念と呼ばれる。

●こうした自己概念を持つことはとても健全なことだ。しかし私たちは時にこの「何者かであること」に囚われてしまい、そうでないと自分に価値がないように感じられる時がある。こうなると「何者か」でなくなってしまうこと、または「何者か」になれないことが…