いま参加者、スタッフ総勢14名で「かかわり方の学び方〜基礎編」を進めています。

 これは何か「正しいかかわり方」のようなものがあって、そこに向けて「how to」を学んで行く講座ではありません。私たちが、いまここの自分の気持ちや感じ、想いを大切にすることで、より自分らしいかかわり方を見いだしていく講座です。

 私たちは生まれ持った資質やこれまで育ってきた環境の中で、いろいろなかかわり方の特長を身につけています。これには「いい、悪い」はありません。これまでの人生の中で、出会った人や場とのかかわりから身につけてきた大切なものなのです。

 ただ私たちも周りも刻一刻と変化していきます。こうした中、「いま、ここ」での自分の想いを大切にかかわりを見直してみることは意味のあることだと思います。例えば昔から違和感を感じても言わないようにしてきたが、「いま、ここ」では伝えたい気持ちが生まれていることもあるでしょう。

 こうした時、この講座では参加者同士の「いま、ここ」のかかわりの中で、より自分らしいかかわり方を試し、見いだしていくことを大切にしています。こうした学び方を「ラボラトリー・トレーニング」と呼んでいます。

 前回は「私たちの名画づくり」と題して、まず一人一人でクレパスで形や色を描き、それを素材にグループで1つの名画を作るという実習を行いました。そしてその実習の中で起こったこと(気持ち、想い、印象・・)などをわかちあい、自分自身のよりよいかかわり方を探りました。

 参加者の皆様は本当に真摯で、よりよい自分のかかわり方を探っておられます。ありがたい場だなあと感謝しています。