先週土曜日に、大阪経済大学北浜土曜講座、3日間の「職場における人間関係トレーニング〜人が生き、成果があがる職場づくり入門」を終えることができました。

 「職場における人間関係トレーニング」という題でしたので、今回は今までの内容と変えて、人が生き成果があがる職場を妨げる人間関係的要因を乗り越えて、多様性を成果に変える職場づくりを探索するというコンセプトで行いました。

 1日目は人が生き成果があがる職場を妨げる人間関係的要因として「ギブの4つの懸念」を取り上げ、それを乗り越えるためのファシリテーションスキルが「からだから出るメッセージをみる」という人間関係スキルに立脚していること、そして自分を開いてかかわり、学びあうこと(自己開示とフィードバック)を取り上げました。

 2日目は人が生き成果があがる職場を妨げる人間関係的要因として「枠組み」を取り上げ、それを乗り越えるための傾聴と、伝えることを学び、それを職場で生かす「コンセンサス」へとつなげました。またここで価値のコンセンサス実習を取り上げ、その後感情の取扱いを学びました。

 3日目は今まで学んだ人間関係スキルを生かせばファシリテーションの各役割をよりよく果たせること(メンバーシップ)を学び、次に自分が良い状態を保つために、自分の深い価値観と触れる必要性を考え「私の一生」の実習をしました。最後に自分の大事にしていること、他者の大事にしていることを職場で実現する「ビジョンの共有」を行いました。

 3日間を通じ、人間関係や自分の中のファシリテーションの部分から、職場活性化のためのファシリテーションまで全部がつながった感じがしております。参加メンバーも毎回、学びを生かして勇気を持って職場での人間関係の改善に取組まれ、頭の下がる思いでした。

 また私も講座生と真剣なかかわりを通じ、多くを学ぶ事ができました。この講座をすすめてくださった山岸さんに感謝いたします。またコンテンツへの助言をいただきました長尾先生に感謝いたします。

 私たちがやりたいことが実現できた講座だと思います。今後もどこかで開催できたらと願っております。