今日は23日に行われますファシラボのご案内です。

職場のファシリテーション勉強会(ファシラボ)では 「チームワークを育てるホウレンソウ」研修開発プロジェクトと題して、新人研修を作る中でファシリテーション能力の向上を目指してきました。今回は第4回目でいよいよ「体験学習法による研修のラフデザイン」を行います。

第4回目のねらいは下記の通りです。

(1)研修の「ねらい」を実現する実習を選ぶ

(2)研修の「ねらい」を実現する講義の概要をイメージする

(3)研修の枠組み(時間、プログラムの順番)を決める

 ぜひご参加ください。

日時 4月23日(木)19:00〜21:00

場所 中央区民センターの第3会議室です。

 http://www.osakacommunity.jp/chuo/kuminmap.htm


<ご参考 これまでのフォローアップ>

(1)プロジェクト全体のねらい

社内や組織研修のプログラムを、6か月間を通じて自分たちで作り、実際にやってみるという実習プログラム(開発プロジェクト)を行うことで

・実際自分たちがファシリテーターとして、研修をやってみることでファシリテーション能力の向上を図る

・研修を実際作ることで、体験学習法を使った研修プログラム開発の能力を養う

・参加者同士で、6か月にわたって1つの実習を開発する過程で、チームワークについて学ぶ

・研修に必要なさまざまなプログラムを実際学ぶことで、ファシリテーターとして使える道具を増やす

・実際に、自分の組織で必要とされる研修プログラムを開発する

ことをねらいとしています。


(2)スケジュール:

1月 新入社員研修の課題抽出とテーマの選定(ブレーンライティング、親和図等)

2月 新入社員研修のねらいの策定(コンセンサス)

(3月21日 特別演習 体験学習法によるワークショップ体験)

3月 体験学習法による研修講座の作り方

4月 研修(ワークショップ)のラフデザイン作り

5月 役割分担、配布資料作成

(6月13日(土)13:00〜 研修の実施)

6月 実演とふりかえり

(3)ふりかえり

1月

新入社員研修の課題とテーマの選定をおこないました。現状の新入社員の問題点を、みんなでポストイットに書いて出し合いました。

「指示待ち」「自分がない」「協調性がない」「失敗することがこわい」「自分の判断で動く」「あいさつができない」・・・など、他にもたくさんの問題点が出ました。

それをグルーピングして検討し、ひとりずつ一番大切と思うテーマを出し、それを伝えあって合意形成をしました。

その結果「チームワークを育てるホウレンソウ」というテーマが決定しました。


2月

「何を研修のねらいにするかを考え、合意形成により文章化する」というのが会議の目的でしたが文章化するまでに到らず、次のようなキーワードのみ合意がとれました。

・組織(組織人)・大切(大事)・新入社員・実感

・ビジネスマンの基本スキル=ホウレンソウ


3月 体験学習法による研修の作り方

 実際に体験学習法による実習「流れ星」を用いて体験学習法による研修の作り方をイメージしました。

ステップ1  大きな研修のねらいを作る   例 枠組みのことを知ってほしい

ステップ2  豊かな体験ができる場を創り出す ねらいにあった実習を選ぶ  例 流れ星

ステップ3  体験を内省し自らの課題を学習者が見出すよう促進 ふりかえり用紙を準備

ステップ4  ねらいにあったふりかえり用紙を準備する

・仮説を立て新しい行動を獲得できるように支援(経験・知識・理論はここで活用される)

体験を一般化できるように説明し、講義を行う

「研修のねらい」についても合意することができました。

1. ホウレンソウの意味を知る。

 (伝える・きく・一緒に考える、なぜホウレンソウが必要か、なぜ大切なのか、そのメリットは何か

2. ホウレンソウがある時、ない時を実感する。

(ないことがとりかえしのつかないミスになることを教えたい、上司がきいてくれなくても続けるには?)

3. 枠組みを理解しあえる。

(聴いて理解したことをフィードバックする)