最近感じているのが、自由、自分らしさとグループの関係です。

 私たちは他の人と孤立しては生きられません。現代社会では自分らしさを生かして社会に働きかけるには、どうしても他者との協働が必要となります。他者なしに自分らしさはありえないのです。また、他者と離れた孤立という形での自由は、自分を生かすものにならないような気がします。

 しかし、一方他者と共にあると、やはり不自由な感じが生まれてきます。他者と合わせて自分らしさをなくしたり、自分に合わない規範に従ったりということが生じるからです。

 おそらくグループの発達とは、個々人がグループの仲間とともにあることから感じる自分の中の違和感、不自由さなどを互いに伝え合い、それを認め合うことで、グループの仲間と共にいても自分らしくあれて、自由な感じを獲得するプロセスと言っていいと思います。

 今回の5泊6日の集中的なグループ体験のなかでも、まさにそうしたことが起こりました。一見、パラドックスのようですが、他者とともにある時、真に自分らしく、そして自由になれる可能性があるのだと感じています。

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