中野民夫さんのファシリテーターのメタスキルを考えるワークショップに出てから「タオ(老子)」とファシリテーションの関わりが気にかかっています。

 ファシリテーションでは、場(グループプロセス)の促進を大事にしますが、これはしかしファシリテーターが何か自分で促進するものではないと思っています。むしろ、参加メンバーの相互作用の中で、それこそ「自然の流れで」場は成長し、チームに向けて動いていきます。

 もちろん、そこには様々な阻害要因(不安、おそれ、遠慮、高漫)などがあり、その阻害要因がグループに悪影響を与えないようにしたり、プロセスが流れやすいようにお手伝いすることはあるようには思うのですが。

 そしてこうじた「自然の流れ」は大きく言えば万物を生成し動かすタオの流れのようにも思えるのです。ファシリテーターをしているみなさん、どのように感じられますか?

タオ―老子 (ちくま文庫)

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