Tグループを中心としたラボラトリートレーニングを日本に導入した故柳原光先生は、Tグループを「かかわりの本質と方法を同時に追求するもの」と言われておられたそうです。

 昨日は奈良県の市町村の行政の方にファシリテーションの一日研修をしましたが、午前中にグループプロセスと、体験学習法についてという中核部分をお話しし、午後に具体的な課題を皆で解決するための会議の進め方(発散・収束・コンセンサス)を取り上げました。

 先方の担当の方もこうした私の意図をよくわかってくれたようです。参加メンバーも、特に困っておられるコンセンサス部分でいろいろ質問してわかるまで聴いてくれたので、皆の理解が深まったと感じています。

 このように本質部分が先、そしてこれを現場で使うために方法に触れるのがいまの私にはフィット感があります。