3月7日、新大阪のココプラザで、「上司・先輩とウマクつきあうための実践トレーニング講座」を開きました。

 この講座はチーム経営に集うボランティアスタッフとともに、コンセプト形成からプログラム開発までを取り組んだ講座です。

この講座のねらいは「職場のなかで自分らしさを生かし、成長するための、言葉の受け取り方のコツを学ぶ」です。最近の若い方の中に、上司から受ける言葉に傷つき、職場を離れる人が多いのを考え、「石の上のも3年」いて自分を成長させることができるための「言葉の受け取り方」をテーマにしました。

はじめ、Tさんから講座のねらいの説明とアイスブレイクのあと、「サークルボール」というアイスブレイクをしていただきました。

Sさんからは、枠組みの違いを乗り越えて理解しあうための「傾聴」について、講義と実習を担当していただきました。

Mさんからは、講義とペアでの実習を通じて、「私」を主語にしたアイメッセージの言葉が受け取りやすく、自分が受けた言葉も、アイメッセージになおすと受け取りやすいことなどを、伝えていただきました。

最後は、「ジョハリの窓」の説明のあと、「ペーパータワー」の実習を通じて、フィードバックを受け取りあうことの効果を体験していただきました。

 終了後のアンケートによると、満足度(6段階)は、「6」が6名、「5」が4名と、非常に高得点でした。この講座には、私も1人の参加者として参加しましたが、講座参加者の皆様に大きな気づきと学びを提供できたように感じました。若い方々に今後、こうした講座を提供することはとても大事だなと感じています。

 これも今回のプロジェクトに参加されたスタッフの方々が、コンセプト(「石の上にも3年座れる力をつける」)だしから、プログラム構成、実習開発、プレゼンの準備、ふりかえりの仕方の学びなど「人の学びを促進」するために徹底的に学び準備されたおかげだと思っています。

 手慣れた人が、習慣化した形で行う講座ではなく、本当に受講生のためを願って、手作りで提供する講座が、体験学習では大きな効果を持つことを再認識いたしました。

 また今回のプロジェクトに参加された方のファシリテーションに長足の進歩があるようにも見えています。たまたまある方がこの講座のあと会議でファシリテーターをしたおられるのを見ましたが、参加メンバーから拍手が出るくらい進歩しておられました。